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大阪市東成区は、平野川・猫間川など河川の豊富な水資源に恵まれた農村、田園地帯でした。
静かな住宅街でしたが、戦後、大阪の産業を担ってきた「モノづくり」の歴史を物語る工場が、今も町の風景に溶け込むように佇んでいます。
そんな工場内では、機械製造、金属加工のほか、特殊な製品や暮らしに身近なアイテムまでさまざまな製品がつくられています。
現在でも卓越した技術が生きる、「モノづくり」に携わる人々が働く街でもあると言えます。
地下鉄も充実しており、中央線と千日前線が開通し、道路網も中央大通・阪神高速東大阪線の整備が実施され、東成区の発展に大きく貢献しました。
歴史とともに建築・建設業が大きく支えてきた街です。
鳶職人は、携わっている作業によっていくつかの分類があります。その中の一つに「足場鳶」という、現場で足場を組み上げる職人がいます。
後の作業員が仕事をしやすくなるように、建築図面から建物をイメージして組み立てていく必要があります。
この職につくための専門の学校というものはなく、基本的に学歴不問で採用をしているケースがほとんどです。
まずは、鳶職人や土工などを扱う専門の建設会社に見習いとして就職します。そして先輩から建築のノウハウを学びつつ、仕事を覚えていくのです。
ただし、法律により18歳未満の高所作業は禁止されています。仮にそれまでに就職した場合、高所作業のない運搬などの業務を中心に進めていきます。
現場を任される人のことを「職長」と言います。職長になるには、現場の経験だけでなく「足場の組み立て等作業主任者」や「玉掛作業者」などの資格が必要です。
また、「職長・安全衛生責任者教育」という講習を受講する義務があり、「とび技能士」という国家検定も存在します。