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防水・シーリング工は、建築物に防水処理をすることで、建築物の内部に水が染み込むことを防ぐ業種です。
防水処理をおこなわないと、染み込んだ雨水や排水などで建築物の内部が被害を受けるだけでなく、建築物自体が傷んだり崩れたりする危険があります。
ビルや住宅などの屋根や外壁だけでなく、キッチンや風呂場などの水回りなど用途にあわせて工事をおこないます。
また、プールなど水を貯めるものに対しても防水加工をおこなうこともあります。
塗装をするように防水加工をおこなうものもあれば、壁とサッシの金具のつなぎ目にシーリング材で埋める「シーリング工法」というものもあります。
その他にも「アスファルト系防水工法」「ウレタン防水工法」などさまざまな種類の工法があります。
一度防水処理をおこなえば終わりというだけではありません。
定期的なメンテナンスや老朽化などによる壁のひび割れを埋める修理工事もおこないます。
働いていくには専門的な知識や技術などが必要ですが、必要な技能は見習いとして現場で働きながら身につけていくのが一般的です。
何年か実務経験を身につけてから、「防水施工技能士」という国家資格を取得する人もいます。