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建築業界への就職に必要なポートフォリオの作成方法を解説!

工事経歴書の画像
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建築業界へ就職、転職する際は、これまでに学んだことやおこなってきたデザインなどを企業がチェックするためにポートフォリオの提出を求められることが多いです。

建築関連の学校では課題としてポートフォリオの提出が必要なこともあり、作成した経験がある方も多いかもしれません。

ですが、ポートフォリオを作るのが初めて、きれいなポートフォリオの作り方がわからないという方も多いです。そんな方のためにポートフォリオの作り方を基礎から解説します。

どのような手順でポートフォリオを作成すればいいのかをチェックしていきましょう。

ポートフォリオの作り方

ポートフォリオの作り方を基礎の部分から解説します。

ポートフォリオには正しい形式があるわけではなく、自分の経験を相手に理解してもらえればそれでOKです。

見やすくきれいなポートフォリオはインターネットにも多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

見本を参考に、また、企業から形式やサイズが決められている場合はそれを参考にした上で、下記の手順に沿ってポートフォリオを作成していきましょう。

どの作品を載せるか選ぶ

まずは自分が手掛けた作品の中からどの作品を選ぶか考えていきます。

1つの作品につき複数の写真や図面などがあるとよりわかりやすいポートフォリオを作成できます。

絶対に掲載したいデータと、それを補足する役割を持つデータなどをまとめましょう。

また、その作品で自分がこだわった部分やとくに企業に見てもらいたいポイント、キャッチコピー、タイトルなども考えておきます。

データや文章はそれぞれにフォルダ分けしておくと、あとからレイアウトの際に楽に作業を進められます。

目次を作成する

ポートフォリオを1枚の紙にまとめるだけなら簡単ですが、掲載したいデータがたくさんある場合は複数枚に渡るポートフォリオ、冊子形式のポートフォリオの作成が必要です。

その際に行き当たりばったりに作っているとまとまりがない読みにくいポートフォリオになってしまいます。

最初に目次を作成することで、どのようにポートフォリオを悪性していけばいいのか自分でもわかりやすくなります。

複数の作品を掲載する際は、1つの作品ごとにメインのデータとその作品の概要、それにまつわる情報、それぞれの図面など詳細なデータ、さらに模写写真、パースと段階にわけで目次を作成しましょう。

どの作品にページを割くか、すべての作品で同じだけページを使うのか、見開きはどのページにするのか、どのように章を作っていくかも考えましょう。

その他、表紙と目次をつけてより見やすいポートフォリオにすることも忘れないようにしてください。

レイアウトを決定する

目次を作成してある程度ポートフォリオの目安ができたらレイアウトを決定します。

画像やデータ、文章を並べて、より簡潔に、見やすいレイアウトを意識してください。

デザインソフトなどを活用すると印刷時のイメージも湧きやすいです。有料のソフトもありますが、中には本格的なデザイン、レイアウトができる無料のソフトもありますので、まずは無料のソフトから利用してみるのもいいでしょう。

印刷する用紙のサイズをあらかじめ決めておき、それに合わせてレイアウトをしていくことが大切です。

データを掲載する

データを掲載する際はカラーにするかモノクロにするかも重要です。

モノクロにする場合は白黒印刷をすると画像がつぶれてしまう可能性もありますので、あらかじめモノクロの処理をしてから掲載することが大切です。

カラーの場合も見やすいカラーを選ぶようにしてください。

企業にとくに見てほしい文章をカラーにする、グラフなどを用いる場合も印象的なカラーを考えるなど、色による印象は大きく変わることを念頭に配色を考えてみましょう。

印刷、製本する

レイアウト、画像や文章の配置が完了したらいよいよ印刷です。

自宅にプリンターがある場合は必要数だけプリントしていきます。その他、コンビニでプリントする、印刷業者を利用するという方法もあります。

印刷業者に依頼する場合はより色や写真がきれいに見える用紙やインクを選ぶこともできますし、中にはレイアウトなどをチェックしてから印刷してくれる業者もあります。

レイアウトに自信がない、いきなり大量に注文して失敗するのが怖いという方は、チェックしてくれる印刷業者を選ぶのもおすすめです。

印刷業者に依頼すると製本までおこなってくれるメニューもあります。

自分で印刷する場合は自分で製本までおこなう必要がありますが、このときもクリアファイルに閉じるのか、穴を開けてリングファイルに閉じるのか、製本テープやホッチキスを使うのかを考えましょう。

企業は一度に大量のポートフォリオを確認しなければならないので、より見やすく、手間取らない方法で製本することが大切です。

見やすいポートフォリオのポイントとは

ポートフォリオの作成手順を解説しました。それでは、より見やすいポートフォリオにするためにはどんな点を意識すればいいのかを考えてみましょう。

見やすいポートフォリオにするためのポイントを3つ紹介します。

一番伝えたいポイントを絞る

デザインや設計など、1つの作品にこだわったポイントがたくさんあるとしても、一番どの部分を見てほしいのかを絞ってからポートフォリオを作成しましょう。

企業がどのような人材を求めているのかを見極めつつ自分の得意なことをより強調するようなポイントに絞れば、企業の目に留まるポートフォリオになるでしょう。

あれもこれもと情報量が多すぎるポートフォリオはかえって読みにくいので注意してください。

説明文は簡潔にまとめる

データをよりわかりやすく企業に伝えるためには説明文は欠かせませんが、できるだけ簡潔にまとめるようにしてください。

長すぎると結局何が言いたいのかわからず相手に伝わりません。短すぎても説明不足と受け取られてしまうので注意が必要です。

そのデータに不足している情報を補足するためには何が必要かをよく考えて説明文を作成しましょう。

日本語は正しく使えているかも重要なポイントです。ビジネスマナーを理解して、正しい言葉遣いで説明をおこなってください。

レイアウトは丁寧に

レイアウトは適当におこなわず、丁寧に作り上げていきましょう。

建築は非常に繊細なデザインが求められる仕事です。ポートフォリオ一つを作るだけでデータのサイズや文字の位置、大きさなどがバラバラなようでは、今後正確な仕事ができるのか不安に思われてしまいます。

また、読みにくい資料を作成しているようでは建築業界では一緒に仕事をしにくいと感じられてしまいます。

ポートフォリオはその人の経験や実績を見るためのものですが、最低限のビジネスマナーを理解しているかどうかも見られる部分です。

レイアウトは細部までこだわり、企業に好印象を与えるポートフォリオを作りましょう。

建築のポートフォリオを作成してみよう

建築業界への就職、転職に欠かせないポートフォリオの作り方について解説しました。

ポートフォリオはさまざまな形式がありますが、見やすく作ることは非常に大切です。

まずは見本を見つけ、形式を確認し、その上でまとまりのあるポートフォリオにするために目次やレイアウトを事前に決めて作業を進めていきましょう。

印刷方法や冊子にする方法などはさまざまありますが、自分だけでなくそのポートフォリオを確認する企業が見やすいかどうかも考えて作成することも忘れないようにしてください。

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