建築・建設業の求人をお探しの方は建築建設bizへ。詳しくはこちら!

施工管理は復帰しやすい!その理由や復帰後の注意点

電気工事の画像
この記事は約6分で読めます。

建築業界は一度スキルや資格を身に着けると、長く働き続けられます。

一度現役を退いたあとも復帰しやすいのも特徴の一つです。

今回はその中でもとくに復帰しやすい施工管理の仕事について紹介します。

どうして施工管理は復帰しやすいのか、その理由や復帰後の注意点について見ていきましょう。

施工管理が復帰しやすい理由

施工管理の画像施工管理が建築業界の仕事の中でも復帰しやすいと言われている理由を紹介します。

施工管理の仕事がキツくて辞めてしまった、出産や育児、介護を理由に現役を退いてしまったという方でも、施工管理の経験があれば現場に戻りやすいです。

復帰しやすい理由を確認することで、再就職の企業選びにも役立ちます。

スキルが役立つ

施工管理の仕事は、企業や職場によって微妙な違いはあれど、プロセスはだいたい同じです。

施工管理は工程、安全、原価、品質の4つの管理をおこなうのが主な業務で、工事が始まる前から作業中、作業後の報告などをおこないます。

一度施工管理として働いた経験があり、このプロセスをきちんと理解していれば、復帰後もさまざまな現場で役立つ存在になれるでしょう。

資格所有者の需要が高い

施工管理の業務をおこなうためには資格が必要です。

二級の資格でも業務はできますが、工事の規模に制限があります。

一級の施工管理技士の資格ならば工事の規模に制限がなくなり、さまざまな仕事を請け負うことができます。

一級の施工管理技士の資格を取得するには二級の施工管理技士としての実務経験が必要で、資格の所有者は二級に比べると少ないです。

施工管理技士の中でも一級の資格所有者を募集している企業にとっては非常に需要が高く、ブランクがあっても重宝される存在になれるでしょう。

建築業界は人材不足

建築業界は現在人材不足が続いています。

少子高齢化の影響や、不景気による雇い止めなどが続き、さらに建築業界はキツい、汚い、給料が安いという印象が強く、若い人材が非常に少ないです。

働き方改革が各業界で進んでいますが、それでも建築業界はいまだに休日労働、時間外労働が多いです。

改善されつつあるものの、労働環境の悪さを理由に建築業界を退いてしまう方も少なくありません。

若い人材が働きやすい環境を整えている企業も増えつつあるので、募集要項などをよく確認した上で求人に応募しましょう。

高齢者や女性も需要が高い

建築業界は高齢化が進んでおり、今後を担う若手の人材が重宝されます。

ですが、長く経験のある知識が豊富な高齢者の需要も見逃せません。

これまでに多くの実績があり、建築業界に詳しい施工管理経験者は転職や復帰に有利です。

建築業界は男性社会の印象が強いですが、働き方改革によって女性でも働きやすくなりつつあります。

人材不足が続く建築業界にとっては女性も大切な働き手です。育児のサポートや保育園との提携をしている企業を探してみましょう。

ライフワークバランスを取りやすい

さまざまな業界、職種で派遣社員という働き方が浸透していますが、建築業界では責任が不明瞭になりやすいといった理由で派遣を禁止している職種が多いです。

そんな中で施工管理は、建築業界の中でも数少ない派遣が可能な職種です。

派遣社員なら最低限の時間外労働で済むケースが多く、プライベートの時間を確保しやすいです。

育児や家事があり拘束時間が長い仕事はできないという方にもぴったりです。

派遣でさまざまな現場を経験して実績を重ねて正社員を目指すという方法もあります。

施工管理に復帰する際の注意点

建設コンサルタントの画像施工管理に復帰する際、どんな点に注意すればいいのかについて解説します。

施工管理は技術や経験があれば復帰しやすい職種ですが、知識やスキルのブラッシュアップも忘れないようにしましょう。

離職期間何をしていたか

施工管理に復帰する際、面接で離職期間に何をしていたかを聞かれることは多いです。

このとき施工管理に復帰するための努力をしていたかどうかで企業からの印象は大きく変わります。

資格の勉強をしていた、建築に携わる仕事をしていたなど、離職期間中にアピールできることをしていたかどうかは重要です。

さらに、どうしてまた施工管理の仕事をしたいと思ったのかについても説明できるようにしておきましょう。

施工管理は知識や経験が大切な仕事ですが、前向きな姿勢やコミュニケーション能力も面接時にはチェックされます。

離職期間中の業界事情を把握する

施工管理から離れてから復帰までに期間が開いている場合は、復帰前に業界事情を把握しておきましょう。

近年は建築業界も働き方改革が進み、時間外労働の規制も厳しくなっています。

若い人材の間では働き方に対する考え方も変わってきており、かつてのままのスタンスではスムーズに意思疎通ができない可能性もあります。

建築業界では今何が起きているのか、何がトレンドなのかを見極め、少しでも早くなじむための努力をしておきましょう。

離職期間中の法律などを確認する

建築業界では、建築についての法律はもちろん、税金や労働環境などについての法律が日々見直されています。

これまでは許されていたことも、法律が改定されていれば新しいルールに従わなければなりません。

現在猶予期間ではあるものの一定期間を過ぎると現行のルールを守らなければならなくなる法律などもありますので注意してください。

知らなかったでは済まされない問題ですので、復帰前に施工管理に関係する法律をおさらいしておくといいでしょう。

証明書の期限を確認、更新する

施工管理技士であることを証明するためには証明書を企業に提示しなければなりません。

施工管理技士を多く雇用している企業は大型の入札資格審査に通りやすくなるなどのメリットがあり、企業からも重宝されます。

この証明書は、施工管理技士の場合は有効期限はなく一度所有すれば生涯に渡って使い続けられます。

施工管理技士の資格を持っていない、一級の資格を持っていない場合、以前勤務していた期間と今後の勤務期間を通算して受験資格に間に合わせることは可能です。

以前の職場に実務経験の期間を証明できる書類を発行してもらうようお願いしておくのも忘れないようにしてください。

一方で、監理技術者資格には証明書に有効期限が記載されています。

この期限内に講習を受ければ期限の延期が可能ですが、期限を過ぎてしまった場合は再度申請し、試験などを受ける必要があるので注意してください。

新しい価値観を受け入れる心構えを

建築業界は現在大きく変わる過程にあります。

人材不足を解消する取り組みから女性を積極的に雇用したり、残業時間を減らしたり、海外から人材を募集したりしています。

セクハラやパワハラ、差別的な考えは受け入れられません。

新しい考え方、価値観を認め、受け入れ、それに対応していく努力も大切です。

年齢を重ねると新しいことは受け入れにくくなりますが、今後も建築業界で施工管理として働き続ける上では欠かせないいポイントと言えます。

施工管理は復帰しやすい!もう一度建築業界で活躍しよう

ミドル世代の画像建築業界の中でも施工管理の仕事は経験や知識があれば復帰しやすい仕事です。

建築業界に復帰したい、もう一度施工管理として働きたい、プライベートが落ち着いたので現場に復帰したいといった際には、離職中にも建築業界について確認しておき、必要な準備をした上で復帰を目指しましょう。

建築業界は働き方改革によって以前よりは働きやすい環境が整いつつあります。

自分がこれだけは譲れないという条件を書き出し、その上で理想の企業を探してみましょう。

復帰するのであれば、理想の環境でのびのび働ける、成長できる職場を探すことが大切です。

施工管理など建築の仕事はミドル世代も転職や復職の需要が高いです。本格的な就職活動を始める前に、より求められる人材になるために必要な資格やスキルをチェックしてみてください。

【建築】ミドル世代の転職成功に必要な資格やスキルは?5つを解説

タイトルとURLをコピーしました