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建築にも活用される人材派遣。そのメリットとデメリットを紹介

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今ではすっかり定番となった人材派遣という働き方。建築業界にも人材派遣の仕事はたくさんあります。

建築業界では自分のスキルや資格、経験が強みになるので、派遣社員として働くことでさまざまなメリットを得られます。

その一方で人材派遣ならではのデメリットや働くにあたっての注意点もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

建築の人材派遣で働くメリット

建築の人材派遣で働くメリットを紹介します。

人材派遣では自分のライフスタイルを優先した働き方ができる、給料が高い、さまざまな現場を経験できるなどのメリットがあります。

今後建築業界で活躍できる人材になるために人材派遣という働き方を活用しましょう。

自分のライフスタイルを優先しやすい

人材派遣は時給制、シフト制の働き方で人材を募集している案件が多いです。

一般的な正社員のように週五日フルタイムで出勤する必要がないので、生活に余裕を持つことができるでしょう。

家事や育児、介護をしながら建築の仕事を続けたいという方にもおすすめです。

近年は働き方も多様化しており、これまでの価値観に囚われない自分ならではの働き方を考えていく必要があります。

あいた時間でCADでの製図作成の業務委託の仕事をするなど、副業、副収入を見つけることもできますよ。

高収入を得られる

人材派遣の仕事は高い時給が設定されているケースが多いです。

経験者を優遇していることなどから多くの業界で派遣の時給は高いのが当たり前になっていますが、その中でも建築業界の派遣の仕事はとくに時給が高いです。

国家資格を取得していなければならない、実務経験が一定年数以上なければならないなど応募資格が厳しく制限されている案件も多く、その分高い時給を期待できます。

とくに施工管理などの仕事の経験がある方は高収入を得られるでしょう。

地方での仕事や正社員でも若手の内は高い収入を得にくいですが、人材派遣という働き方を選べば若い内から経験を積みつつ高収入の安定した生活を送ることができます。

さまざまな現場の経験を得られる

人材派遣は案件ごとに違う現場に派遣されてその場所で働きます。

建築の仕事はもともとさまざまな現場で働くことができる仕事ですが、それでも一つの企業に勤務していると現場のエリアも限られてきます。

一方で派遣会社に登録していれば全国各地さまざまな場所での仕事を探すことができます。

オリンピック需要の高まった東京、今後万博での仕事が増えると予想されている大阪など、その時々の需要を見極めて現場を探していくこともできるでしょう。

また、派遣された企業とその都度人間関係を築いていかなければなりません。

これは一件大変なことのように思えますが、コミュニケーション能力は建築業界においてはマストのスキルです。

建築業界で実績を重ねつつ、建築業界に必要なスキルを現場で高めていくこともできるといったメリットがあります。

正社員登用の可能性もある

人材派遣と言ってもさまざまな種類があり、その中でも注目してほしいのが紹介予定派遣という働き方です。

一定期間派遣社員として働き、その後双方が納得すれば正社員として採用してもらえます。

新卒採用や中途採用で難しかった企業へ就職できる可能性もあるということで大いに人気の働き方です。

大手でなくとも、ゆくゆくは正社員として働きたいという方にもおすすめです。

いきなり正社員として入社してしまうと社風が合わなかったときに転職活動が大変ですが、紹介予定派遣なら契約満期の時点で正社員登用を辞退することもできます。

シニア世代も大きな需要がある

建築の人材派遣はシニア世代も大きな需要があります。

建築業界は人材不足の状況が続いており、どの建築会社も人材の確保に苦戦しています。

そこで経験豊富なシニア世代が派遣社員として来てくれれば安心だと考える企業も多いです。

定年退職後でも派遣社員として働けるので、まだまだ建築業界に携わっていたいという方にもおすすめです。

シニア世代になると正社員での転職は難しくなってきますが、人材派遣という働き方を選ぶことでまた新たな現場、仕事にチャレンジすることもできるでしょう。

建築の人材派遣のデメリット

建築の人材派遣にはさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットにも注目しておく必要があります。

正社員と比較すると実績となる仕事を依頼されにくい、仕事を探し続けなければならない、福利厚生が弱いなどのデメリットがあります。

それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

実績となる仕事を依頼されにくい

派遣社員は正社員と比較すると実績となる仕事、責任感のある仕事を依頼されにくいというデメリットがあります。

派遣社員を採用することで正社員の施工計画やクライアントとの交渉などの業務をスムーズにすることが目的であることが多いです。

そのため派遣社員はあくまでサポートで、メインの仕事は正社員が担うことになります。

現場での経験を積むことはできますが、キャリアアップとなるような仕事や転職活動の際にアピールできる仕事ができないまま年数を過ごしてしまうことにもなりかねません。

次々に仕事を探さなければならない

派遣社員の契約期間は最長3年と法律で定められています。

そのため、せっかく条件のいい仕事を見つけても3年後にはまた別の案件を探さなければなりません。

当然すべての企業が最長の年数の雇用を約束してくれるわけではなく、繁忙期の短期間だけだったり、いきなり契約満期を理由に切られてしまう可能性があります。

そのためいつまでも安定して働けず、次々に仕事を探す必要があります。派遣会社の営業担当もサポートしてくれるケースが多いですが、なかなかいい条件の仕事に出会えない、応募が集中していて弾かれてしまうということもあります。

福利厚生が弱い

派遣社員と正社員を比較すると福利厚生の弱さがデメリットになってしまいます。

派遣先の福利厚生ではなく派遣会社の福利厚生を受けることになりますので、派遣会社に登録する際に福利厚生を確認しておく必要があります。

それでも、交通費が出ない、備品代が適応されない、資格手当など各種手当てがないといったことがほとんどです。

正社員と同じ現場で働きながら、派遣社員との扱いの差を実感することも多いでしょう。

建築の人材派遣の今後の危険性

建築の人材派遣は現在は非常に需要の高い働き方ですが、今後も安定しているとは言い切れません。

派遣という働き方を選ぶにあたって注意しておきたいポイントを改めて確認しましょう。

条件のいい案件が少なくなる

今後、建築業界の人材派遣では条件のいい案件が少なくなることが予想されています。

近年はオリンピックなどで一時的に人材派遣の需要が高まりましたが、建築業界全体で見ると景気は低迷を続けています。少子高齢化によって新築の住宅やマンションの需要の低下などが原因にあります。

現場の数自体が少なくなり、正社員だけでまかなえる程度になってしまえば人材派遣の出番はなくなります。

そのため、条件のいい案件が少なくなり、今よりも時給が低い、待遇が悪い現場で働き続けなければならなくなる可能性があります。

残業が増える・勤務時間が長くなる

建築の人材派遣の中でも施工管理の仕事は、現在は残業時間が少ない案件が多いです。

施工管理の派遣は時給が高く、残業をさせてもメリットが少ないためです。

残業時間が少ないため正社員の仕事と比較すると自分のライフスタイルを優先しやすいというのが人材派遣で働くメリットでもあります。

ですが今後建築業界で働く人材が不足してくると、一人あたりの現場での仕事量は多くなります。

せっかくの人材派遣のメリットが適応されなくなり、正社員と同じように長時間残業しなければならなくなる可能性も高いです。

契約外の仕事を依頼されることもある

派遣される建築会社にもよりますが、とくに人材不足が深刻化している中小の建築会社では、契約外の仕事を依頼される可能性もあります。

施工管理として派遣されたのに事務や経理の仕事も依頼されたり、その仕事を断れない空気だったりすると、本人にとっては大きな負担となるでしょう。

今後建築業界で活躍できる人材になるために人材派遣で働いていても、事務や経理などのスキルばかりが身に着いてしまうという可能性もあります。

さらに買い出し、お茶出し、来客対応などの雑務を依頼されるケースもあります。その企業に直接言いにくい場合は派遣会社の営業担当者に相談するのがおすすめです。

建築の人材派遣で働く際の注意点

建築の人材派遣で働く際にはさまざまな点に注意する必要があります。

上記で紹介したようなメリットとデメリットをよく比較し、さらに下記のような点に注意して慎重に案件を選ぶようにしてください。

即戦力が求められる

建築の人材派遣の時給が高いのは、企業が即戦力を求めているためです。

一から教育するコストを省く分派遣会社に高い契約金を払って人材を派遣してもらっています。

そのため、ほとんど経験がない状態から人材派遣で働くのは難しいです。

仕事があったとしてもスキルが身につかないような肉体労働ばかりだったりする可能性があります。

人材派遣働きたい場合でもある程度実績を積み、アピールできる経験や資格を持っておくようにしましょう。

派遣切りに合う可能性が高い

人材不足が続いている建築業界では派遣という働き方は需要が高いように見えますが、それは仕事が多い時期のみです。

少子高齢化が止まらない日本では今後建築の需要が高まる可能性は低く、仕事自体がどんどん減っていきます。

そのため今は人材派遣の案件がたくさんあっても、徐々にそれらも減少していくでしょう。

今勤務している派遣先からも、契約を更新されなくなってしまう可能性は高いです。

そうなったときにすぐ次の仕事を見つけられるとも限らず、不安は常に感じておかなければなりません。

大手ゼネコン会社への入社は難しい

紹介予定派遣は一定期間派遣社員として働いたあと正社員登用してもらえる働き方です。

派遣の中には大手ゼネコンの案件もありますが、だからといって大手ゼネコンなど人気の企業への正社員登用は難しいと思っておきましょう。

大手ゼネコンなど人気の企業は紹介予定派遣などを利用しなくても優秀な人材がたくさん集まります。そのため紹介予定派遣自体が少なく、あったとしても優秀な人材に先を越されてしまいます。

中小企業、成長過程の企業の紹介予定派遣が多いので、その中で自分と相性がよさそう、かつ長く働けそうな会社を選ぶようにしてください。

建築の人材派遣会社の選び方

建築の人材派遣として働く場合、人材派遣会社の選び方は非常に重要です。

この選び方で案件や時給、待遇などが変動します。

建築の案件をたくさん持っている人材派遣会社はたくさんありますが、その中でも下記のような特徴を持っている会社を選ぶようにしましょう。

派遣先・案件が多い

まずは仕事の案件が多いかどうかです。

派遣先や案件が多ければそれだけ選択肢も豊富になり、自分の理想の働き方ができる派遣先を見つけやすくなります。

派遣先、案件が多いことをアピールしている派遣会社はたくさんありますが、その中でも建築系の案件は多いかどうかに注目して選んでみてください。

実際に登録しなければ検索できない仕事も多いので、派遣会社を一つに絞らず複数の派遣会社に登録しておくこともおすすめです。

時給が高い仕事が多い

建築の人材派遣の仕事は時給が高い仕事が多いですが、その金額設定も派遣会社によって大きく違います。

同じ仕事、同じ派遣先であっても登録している派遣会社が違うだけで給料に大きな違いが出ることも珍しくありません。

先ほども解説した通り、複数の派遣会社に登録して時給や待遇を比較することが大切です。

研修やサポートが手厚い

派遣会社によっては研修やサポートが手厚いところもあります。

建築業界で活躍できるように資格取得のサポートをしてくれたり、マナー講習があったり、さらに面接対策や正社員登用までのサポートをしてくれたりすることも。

このような研修制度やサポートも上手に利用することで、より働きやすい派遣先を見つけやすくなることでしょう。

とくにまだ建築業界や施工管理などの経験が浅い、未経験の職種にチャレンジしたいという方にはおすすめです。

福利厚生が手厚い

人材派遣では派遣先ではなく派遣会社の福利厚生を受けることになります。

そのため、派遣会社の福利厚生を重視することは非常に大切です。

交通費が支給される、備品代が支給されるといった点はもちろん、休日や残業時間が保証されている、家賃手当てなどが出る、産休や育休制度があるなどです。

福利厚生の手厚い派遣会社を利用することで、派遣社員として長く気持ちよく働き続けることができるでしょう。

また、営業担当者との相性も重要です。こちらが希望する案件を探してくれる、親身になってサポートしてくれるといった担当者がいる派遣会社を探してみましょう。

建築の人材派遣を上手に活用しよう

建築の人材派遣という働き方について解説しました。

これまでの経験や資格を活かしてさまざまな現場で活躍できる人材派遣にはさまざまなメリットがあります。

一方で正社員と比較するとデメリットもあり、さらに現在のメリットがこれからも約束されているというわけではありません。

今後の自分のキャリアプランを考えて、本当に人材派遣という働き方はふさわしいのかどうかを検討しましょう。

人材派遣で働く際は派遣会社選びも重要です。案件が多い、時給が高い、福利厚生が手厚いなど、安心して働ける派遣会社を選ぶようにしてください。

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