建築・建設業の求人をお探しの方は建築建設bizへ。詳しくはこちら!

建築で大学院に進むべき人の5つの特徴!院卒で年収は上がる?

大学の画像
この記事は約6分で読めます。

建築学科に通っている学生は、大学院への進学を目指す方も多いですよね。

大学院に進学すると建築についてより多くのことを学べますが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。

大学院に進むべき人の特徴や、大学院卒で本当に年収が上がるのかなどを解説します。

進学すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

建築で大学院に進むべき人の5つの特徴

まずは建築の大学院に進むべき人の特徴を5つ紹介します。

建築についてさらに知識を深めたい方だけでなく、今後のキャリアを考えたときに院卒の方が有利になる可能性も高いです。

建築業界で自分がどのように活躍したいのかを考えつつ今後の選択を考えましょう。

より建築の専門知識を深めたい

より建築の専門知識を深めたい方には院への進学がおすすめです。

海外建築、バリアフリー建築、テーマパーク建築など、一つの分野の知識を深めることで、将来その業界への就職がしやすくなります。

専門知識を深めながら資格を取得したり、研修やインターンに参加したりすれば、就職にも役立ちます。

何よりも、自分の興味のある分野にしっかり集中できるので、忙しいながらも充実した2年間を過ごせるでしょう。

建築業界で人脈を広げたい

院に進むと教授との距離がさらに近くなります。

建築学科の教授は建築業界で現役で活動している方も多く、人脈を広げるのにも役立ちます。

また、自分が興味のある分野で実績のある教授の元ならより多くのことを学べるでしょう。

その分野での事務所を紹介してもらえたり、資格取得のサポートをしてもらえたりするケースもあります。

院の先輩や動機とのつながりも増え、就職後にも役立ちます。

院卒が条件の企業に入社したい

設計事務所や大手ゼネコンの専門職の中には、院卒が応募の条件となっている求人もあります。

事前にその企業、職種の求人情報を調べ、院卒の必要があるかを確認してください。

また、大学卒で応募できる求人でも、院卒なら有利になったり、同じスタートでも賃金が高かったりするケースもあります。

建築業界は専門的な知識や経験がものをいう業界なので、院で知識と経験を積み重ねることも大切です。

就職後の基本給を高めたい

上記でも少し触れたように、同じ条件の求人でも院卒の方が給与が高く設定されているケースはたくさんあります。

院卒の人材の方がこれまでの実績が豊富にあり、専門的な資格を取得していることも多いためです。

知識や資格の習得は働きながらでも可能ですが、大学院ならより余裕を持って、知識や資格の習得に集中できるでしょう。

今後のライフプランを考えたい

大学院に進学すると、就職まで2年間の猶予が増えます。

まだ自分がどのようなキャリアを築きたいか具体的なイメージができていないという方は、院に進んで自分のライフプランをじっくり考えることもおすすめです。

一方で、院では常に研究や制作物に追われることになります。

やりたいことが明確でなければモチベーションの維持が難しく感じる方もいるので、本当に院に進むべきなのかはじっくり考慮する必要があります。

建築で大学院に進むと年収は上がる?

建築の大学院に進む目的は人それぞれですが、中には将来のために院に進みたいと感じる方も多いですよね。

その理由の一つに、院卒の方が年収が高いという点があります。

なぜ院卒だと年収が高くなるのか、院に進むべき理由は年収だけなのかを考えてみましょう。

院に進むと実績が増える

院では制作物が多く、実際に企業で研修やインターンに参加できる機会も多くなります。

その分実績が増え、就職活動の際充実したポートフォリオを提出できます。

大学卒よりも条件の良い企業に採用されやすく、最初から高い年収を確保できるでしょう。

大学卒よりも院卒の方ができることが多いという理由から給与を高く設定している企業も多いです。

院卒が条件の企業もある

一部の設計事務所やゼネコン会社の技術職では、院卒であることが応募条件となっているものもあります。

ただ院を卒業しているだけでなく、一定以上の資格を所有していること、指定した分野での研究実績があることなども求められます。

就活時に慌てて用意しても手遅れになるケースが多いため、大学在学中や大学受験前から入念な企業研究が必要です。

資格取得の時間を確保できる

建築業界は、専門的な資格がなければできない仕事もたくさんあります。

また、資格の取得には一定の科目を修了していることや、一定以上の実務経験があることも求められます。

院の2年間でより多くの資格を取得すれば、その分就職時にもアピールできることが多くなり、有利になります。

自分が活躍したい分野で役立つ資格を調べ、計画的に資格を習得していきましょう。

人脈を生かして就職もできる

大学院では、大学よりも狭く深い人脈ができます。

その人脈を就職活動に役立てることも可能です。

教授が経営している事務所に入れたり、インターンや研修先から内定をもらうこともあります。

自ら積極的に動かなければならないのは大学卒も院卒も同じですが、院卒の方がつながりを活かした就職活動を進めやすいです。

海外の院ならより多くを学べる

日本国内にも建築を学べる院はたくさんありますが、海外の院に進めばより広い視野で建築を学べます。

リノベーションの先進国であるオランダや、日本とは建築業界のシステムが大きく違うアメリカ、歴史的建造物に多く触れられるイギリスやフランスなど、自分が何を学びたいのかを明確にした上で海外の院にも目を向けてみましょう。

海外の院で学んだことをアピールすれば就職活動も有利になります。また、語学力が高ければ海外事業に力を入れている大手企業へも就職しやすくなりますよ。

大学院のデメリットも確認しておこう

大学院へ進学するとより知識を深められるだけでなく就職など将来にも役立ちます。

ですがデメリットも確認しておかなければなりません。

自分にとって本当に院に進む必要はあるのかをしっかり考えましょう。

専門分野の知識しか深められない

院では一つの分野に特化した知識を深めるのが一般的です。

学ぶ中でその分野とは別の業界を目指したくなっても、就職時に「なぜこの分野の研究をしなかったのか」と聞かれしまいます。

教授や一緒に学ぶ学生との相性もあり、自分で選択したものの後悔する結果になるかもしれません。

実際に院に進んだ先輩の声も参考にして、自分がどの分野を選ぶべきなのか見極めましょう。

費用がかかる

院に進むためには学費が必要です。

奨学金を借りるだけで補えない場合は保護者の協力と理解が必要です。

海外の院へ進みたい場合はその分さらに費用が必要です。

国立を選ぶ、特待生の優遇制度を利用するなど、費用を抑える方法も調べる必要があります。

周囲から2年遅れてしまう

大学卒で就職した同期から2年遅れを取ることに焦りを感じてしまう方もいます。

2年遅れて就職する分年収が高くなるケースも多いですが、実際にすべての院卒者が高い給与を得られるわけではありません。

希望通りにならなかった場合に2年間を無駄にしたと感じる可能性もあります。

建築の大学院にはメリットが多い!慎重に検討しよう

大学の画像

建築の大学院では、より知識を深められるとともに、資格を取得する時間や実績を増やす時間も確保できます。

院への進学は就職に有利になることも多く、より良い条件で就職先を選べるでしょう。

院への進学のメリットとデメリットを比較し、キャリアプランの形成に役立てましょう。

建築専攻の学生の就職先や進学先は?各特長を解説

タイトルとURLをコピーしました