建築業界これから働く方にとって、服装や身だしなみなどは気になるポイントです。
一般的なビジネスのようにスーツで参加すればいいのか、現場での作業を想定して作業着を用意すればいいのか、作業着の場合何を用意すべきなのかなど、建築業界での基本の服装を紹介します。
建築業界での仕事を始める前に、基本の服装を理解していきましょう。
建築業界での服装の基本は?
建築業界での基本の服装を紹介します。
職種にもよりますが、建築業界では現場での仕事が非常に多いです。
現場の仕事をスムーズに進めるためにはどのような服装がふさわしいのかを確認してみてください。
ヘルメットと長袖長ズボンが基本
建築業界の現場では、ヘルメットと長袖長ズボンが基本です。
作業着は会社から支給されることもありますが、支給されない場合は自分で用意する必要があります。
働き始める前に確認し、必要であれば前もって用意しておきましょう。
また、ヘルメットは万が一の事故の際に命を守る大切なアイテムです。
大きすぎる、小さすぎるなどのことがないよう、自分の頭のサイズに合ったものを選び、きちんとベルトを締めて作業をしましょう。
半袖や半ズボンはNG
建築業界の現場では、半袖半ズボンは基本的にNGとされるシーンが多いです。
建築現場では事故が起きる可能性も十分にあるだけでなく、ちょっとした木材や金具でけがをしてしまうこともあります。
半袖半ズボンでは皮膚が直接資材に触れてしまい、ケガのリスクが高まります。
暑い季節でも、通気性の高いインナーを用意するなど長袖長ズボンでも快適に過ごせるアイテムを用意してくださいね。
スニーカーではなく安全靴
建築現場では、スニーカーではなく安全靴が推奨されています。
安全靴は上部な素材でできており、足元をけがから守ってくれます。
また、底面が滑りにくい素材でできており、足場が悪い現場でも快適に作業をしやすいです。
スニーカーは泥水が入ったり掃除が大変だったり、けがをしてしまう可能性も高いので、あらかじめ安全靴を用意しておきましょう。
現場によっては、長靴が必要になることもあります。
建築業界の面接時の服装のポイント
建築業界は現場での作業が多いですが、面接時は作業着よりもスーツが好まれるケースが多いです。
そのほかの注意点も確認し、面接時に好印象を与えられるようにしておきましょう。
面接時はスーツが基本
建築業界では、面接時はスーツでむかうのが基本です。
ビジネスシーンにおいてTPOをわきまえた好印象な服装ができるかどうかは大切です。
とくに建築業界ではチームワークが重視されるため、服装から個性を出そうとするとかえって面接官に悪い印象を与える可能性があります。
また、作業着は企業の面接に行く服装としては不釣り合いのため、同業からの転職であっても作業着ではなくスーツで向かいましょう。
作業着の持参を指定されることも
建築会社への面接の際、事前に企業から作業着の持参を指定されることもあります。
面接をしてから現場の見学がある場合などはとくに作業着の持参を求められる可能性が高いため、事前に用意しておきましょう。
企業から作業着を持ってくるよう言われた場合は、スーツで会社に向かい、必要なタイミングで作業着に着替えるのが一般的です。
企業からの指示に従い、スムーズに着替えられるようにしておきましょう。
スーツでいけないときは事前に断りを入れる
同業からの転職の場合、現場で作業をしてからすぐに面接に行かなければならないときもあります。
スーツに着替える時間が取れない可能性もあるでしょう。
その場合は、事前に面接先の企業に一言伝えておくとスマートです。
到着してから「先ほどまで作業をしておりまして」と一言添えてもいいでしょう。
企業によって、きちんと伝えた場合は、普段作業している様子や会社に対する姿勢がよくわかるため、かえって好印象につながる可能性もあります。
建築業界の営業の服装のポイント
建築業界は現場の仕事だけでなく、営業の仕事も多数あります。
営業の仕事は、営業先によってスーツか作業着かを考えることが大切です。
自分が何を販売するのか、どこが営業先なのかによって、ふさわしい服装を考えましょう。
現場への営業は作業着
現場へ資材などの営業を行う仕事の場合、作業着で向かうのが一般的です。
スーツでも問題ありませんが、事故を防がなければならない現場では、動きやすい服装が推奨されます。
また、多くの人が作業着で働いている環境では、作業着で営業に向かったほうが親近感がわいて会話も弾みやすいでしょう。
先輩の服装も参考にして、作業着かスーツか、どちらのほうがいいかを考ええてみてください。
会社への営業はスーツ
会社へシステムなどの営業をおこなう場合は、スーツでむかうのが一般的です。
現場での仕事が多い会社でも、オフィスのなかではスーツを着用することが多いです。
そのような場所に向かうのであれば、スーツを着用しているほうが好印象を与えられます。
また、現場とはまったく関係のないアイテムの営業に行くのに作業着を着ているとかえって違和感を与えることもあります。
販売するアイテムによって訪問先も変わるため、自分がどの分野で採用されたのか、そしてどのルートで営業をするのかなどによってふさわしい服装を考えましょう。
好印象を与える装いが大切
建築業界の営業は、作業着かスーツで行うのが一般的ですが、それ以前に好印象を与える装いも大切です。
スーツを着ていてもシワや着崩れが気になったり、作業着を着ていても汚れていたりすると、その人だけでなく企業に対しても悪い印象になってしまいます。
売上に直接影響を与える可能性もあるため、見た目から好印象を与えられる工夫も忘れないようにしましょう。
さっぱりとした髪型、整えられた爪、汚れていない靴、型崩れしていない鞄など、細部まで身だしなみを気を付けることも大切です。
建築業界の現場見学の服装のポイント
建築業界では、実際の選考や面接の前に現場見学があるケースもあります。
とくに学生のインターンや説明会などでは、最初は何を着ていけばいいかわからず迷ってしまいますよね。
現場見学がある場合、まずは企業からの連絡事項を確認しましょう。
「スーツ着用」「動きやすい服装」「汚れてもいい服装」など、指定されている場合はそれに従います。
スーツならリクルートスーツ、それ以外の場合は作業服など実際に現場での作業を想定した服装を用意しましょう。
作業着などでむかう場合は、汚れやシワを確認し、清潔感のある装いを意識することが大切です。
また、暑い時期に現場見学がある場合は涼しいインナーや水分など、熱中症対策をして企業に迷惑をかけないようにしましょう。
反対に寒い時期には温かいインナーを用意し、手袋やネックウォーマーなど、防寒対策も万全にしておく必要があります。
建築業界での服装を考えてみよう
建築業界での服装について解説しました。
現場での作業は、作業着だけでなくヘルメットや靴などのアイテム選びも重要です。
また、営業職など、建築業界でも一部の職種はスーツが必須な仕事もあります。
TPOを意識して、それぞれのシーンにふさわしい服装で新しい仕事をスタートさせましょう。
以下の記事では、施工管理の服装のポイントを紹介しています。女性の服装、インターン時の服装なども解説しているので、これから施工管理職へ転職する、新しく施工管理の仕事を始めるという方はぜひ参考にしてみてください。