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重い物を運んだりする重機って資格はいるの?

重機
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重機というのは重い物を運んだり、固いものを壊したりと使用用途はさまざまです。

時には地形を変えたり、何トンもの重量物を運んだりします。そんな物凄いパワーを持った重機ですが、重機を操る人たちは、まるで自分の手足のように器用に、そして正確に操作しています。

ではその重機において、運転するのには資格は必要なのでしょうか。また資格が居るならどのような資格が必要なのでしょうか。そしてそれらの資格を取得するにはどれくらいの費用が必要になってくるのでしょうか。

今回はそのような重機の資格にスポットを当て、詳しくご紹介していきたいと思います。

1. 重機の種類はどんなものがあるのか?


重機の資格をお話しする前に、一言で重機と言っても実にさまざまな種類が存在します。
ここではその重機において、代表的なものをいくつかご紹介していきたいと思います。

重機は、建設機械土木や建築の作業に使われる機械の総称で、建設機械や土工機とも呼ばれています。
人力で施工することが困難な作業を機械化したものがほとんどで、高度成長期に高層建築物や道路整備、ダムの建設でこの機械が日本のインフラ整備に果たした実績は非常に大きいと言われています。

日本での建設機械需要の60%強は、レンタル機の活用に移ってきています。建設業者の経営合理化に向けて、機械経費削減のためにこの流れは現在加速しつつあると言われています。

パワーショベル

パワーショベルは、油圧ショベルとも呼ばれ、掘削や整地のための腕状の構造および、バケット等が油圧によって作動し、自走する機械のことです。

いわゆる掘削機の一種で、建設機械のひとつとなっています。

パワーショベルは、土砂山地などの掘削・整地などに用いられています。一般に、腕状の構造は、左右に旋回するプラットフォームの上に据えられています。その下には走行装置が備え付けられていて、自走することが可能です。

腕状の構造は(人間で言うと肩から腕あたり)、一般に複数の部分から成り立っていて、機体の基部から順に「ブーム」「アーム」と呼び分けられています。

ブルドーザー

ブルドーザーは、土砂のかきおこしや盛土、整地に用いる建設機械で、平土機とも言われています。

ブルドーザーは、トラクターの前面に可動式のブレード(排土板)を装備していて、進行方向に土砂を押し出します。

中には後部に土砂や岩盤を掻き起す爪(リッパ)を装備する車両もあります。
ブルドーザーにはさまざまな種類があり、使用用途によって使い分けられています。

ドーザーショベル

ブレードの代わりに、バケットを装備したもので、土砂を盛ったりトラックに積み込んだりできます。

トリミングドーザー

両面が使用可能なブレードを装備したもので、進行方向に土砂を押すだけではなく、バックしながら土砂を引き寄せることができます。

水陸両用ブルドーザー

河口や港湾などで活躍するしゅんせつ船の出入りできない浅瀬や狭い水路での作業を行います。
操縦は車体上部に組んだ櫓の上に乗って操作するか、陸地から無線で行います。動力はエンジンですが、給排気用に長いパイプが伸びているのが特徴です。

水中ブルドーザー

ダイバーによる有線遠隔操作操縦によって海底を走行し作業を行います。
動力には電動モーターが使用されています。

クレーン

クレーンは、巨大な物や重い物を吊り上げて運ぶ機械のことです。

クレーンとは本来「鶴」のことで、首の長い鳥が首を伸ばした形に似ていることからその名が付けられました。

人の力では持ち上げられない物を吊り上げる装置として発展してきました。また、吊上げるだけでなく移動させる機能も付加されるようになっていきました。

固定式クレーンは移動範囲が限られているため、動力源として電力の供給が容易である電動機を主に使用しています。
給電は分電盤よりトロリーを通じて行われるか、電線を取り付けて行われます。

荷重を支えるために、構造は鉄製が一般的で、天井クレーンの場合、走行に必要なサドルの上にガーターを設置し、さらにそのガーターに巻き上げのための装置が取り付けられています。

荷と共に移動するタイプの天井クレーンは、ぶら下げられた有線コントローラーで操作します。もしくは、無線でのコントーラーでラジコン操作される場合もあります。大型の物には運転台があり、運転士がそこから操縦します。

フォークリフト

フォークリフトは、油圧を利用して昇降や傾斜が可能な荷役用ツメ(フォーク)を車体前面に備えた荷役自動車のことです。

国際基準機構では、英語のforklift truck と呼称されています。

日本産業規格のJIS D6201:2017は、「フォークを上下させるマストを備えた自走式荷役運搬車両全般の総称」と規定しています。

車体前方にフォークを備えていて、その「つめ」を荷物の下部やパレットに挿し込んで持ち上げて運搬します。
フォークを上昇させるとともにマスト(支柱)も伸びて上昇し、車体よりも高い場所の荷物も扱うことができます。日本国内では、2段伸縮マストで最大揚程3メートルのものが標準ですが、小―中型では3-4段伸縮で最大揚程8メートルのものも使われています。

操作レバーは長いものが数本並んでいるのが一般的ですが、最近は運転者が手元で操作できるジョイスティックタイプも登場してきています。一般的な方は制御バルブを直接操作するのに対し、ジョイスティックタイプは電気的に遠隔制御する形となります。

動力源は「バッテリー式」「ガソリンエンジン式」「ディーゼルエンジン式」の3つが多く使われています。近年のエコ事情によって「燃料式電池」で動くフォークリフトも国内外で発売されつつあります。

ロードローラー

ロードローラーは、建設現場で地面をローラーで押し固める建設機械の鉄輪ローラーの総称のことです。

主に道路や、基礎の建設時に、土壌、つぶて、コンクリート、アスファルトなどを押し固めるのに使用されています。

ロードローラーにはさまざまな種類のロードローラーが存在し、それぞれの特徴は下記の通りです。

マカダム式

車輪(鉄輪)を三輪車形に配置している締め固め機械。19世紀の初頭に開発され、舗装用道路に使用されました。主に路床・路盤及びアスファルト舗装の締固めなどに使用され、平坦な仕上げが可能とされています。
動力伝達方式は機械式と油圧式があり、駆動方式は片輪・両輪があります。

タンデム式

車輪(鉄輪)を前後に1輪ずつ串形に配置した締め固め機械。二軸式と三軸式があります。
アスファルト舗装の表層仕上げに適した形となっていて、電力伝達方式は油圧式。駆動方式は片輪・両輪があります。

タイヤ式

3個から4個の空気入りタイヤを左右一列に配置した車輪を前後に置き、機械の重量を利用して静的圧力をかけて、タイヤの特性を生かした締固めを行う機械です。
一般的にはタイヤローラーとも呼ばれています。
盛土路床や路盤の二次転圧、アスファルト舗装の表層仕上げに適しています。
動力伝達方式は、機械式と油圧式があり、駆動方式は片輪があります。

コンバインド式

一方に締固めの輪としての鉄輪を持ち、他方にタイヤを左右一列に配置した車軸を持っています。鉄輪とタイヤの両方を備えているため、一次転圧から二次転圧、仕上げ転圧まで幅広く適用できます。
前後輪への散水装置に加え、タイヤへのアスファルト混合物などの付着防止のために、アスファルト付着防止剤噴霧装置を備えています。
前後輪が駆動輪となっていて、前輪(鉄輪)のみに震動機構を装備しています。

振動式

すべての方式に取り付けられていることがあり、機械の自重の他に、鉄輪や気体に起振装置を取り付け、それによって生じる起振力で締固め効果を上げようという方式です。
砂利や砂などの粘性の小さい材料に適しており、振動力により最も深い層まで締め固めることができるので、締固め能力が高く、作業通過回数を抑えることができます。
振動は垂直の場合が主ですが、二輪タンデム式ローラーに水平振動の機構をつけたものを章動ローラーと呼ぶことがあります。

上記以外にも、ダンプカーや、高所作業車ボーリングマシンなど実にさまざまな重機があります。

2. 重機を操作するのに必要な資格と受験費用は?


先に紹介した通り、重機にはさまざまな種類があります。ではこの重機を運転または操作することは誰でも気軽にできるのでしょうか。

建設機械においては、作業する内容に合わせてそれに見合った免許や資格が必要です。

では、実際にどのような資格があるのかご紹介していきましょう。

車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み及び掘削用)

ブルドーザーやモーターグレーダー、トラクターショベルなどを使用することができます。

これは、労働安全衛生法の定めによって就業制限の課されている一定の車両系建設機械について、各種の技能講習又は特別教育を修了するなどにより、運転又は操作を行うことを認められた作業者です。

〇技能講習費用
受講資格のない人:期間6日 94,800円前後
車両系建設機械運転経験6ヶ月以上:期間3日 38,800円前後
大型特殊免許を有する又は大型、普通自動車免許を有し車両系建設機械運転経験3か月以上:期間2日 36,700円前後

車両系建設機械運転者(解体用)

車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み及び掘削用)の中で、操作可能な機械にアタッチメント類(解体用)を取り付けたものが対象です。

これは、労働安全衛生法の定めによって就業制限の課されている一定の車両系建設機械について、各種の技能講習又は特別教育を修了するなどにより、運転又は操作を行うことを認められた作業者です。

〇技能講習費用
車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み及び掘削用)技能講習修了者:期間1日 23,500円前後

フォークリフト運転者

フォークリフト運転者は、日本においてフォークリフト運転技能講習、またはフォークリフト運転特別教育を修了した人のことです。

労働安全衛生法第61条、第76条、第59条に規定されています。

フォークリフトや、トラドルキャリア、コンテナキャリア、トップリフターなどを操作することができます。

〇技能講習費用
所持免許のない人:45,000円前後
自動車免許、大型特殊自動車(限定)免許所持者:40,000円前後
大型特殊自動車免許(限定除く)、自動車免許または大型特殊自動車(限定)免許所持者で、1トン未満のフォークリフトの特別教育受講後3か月以上の運転経験者:15,000円前後

クレーン運転士

クレーン運転士は日本において、労働安全衛生法に定められた国家資格(免許)の人で、クレーン運転免許試験に合格し、免許の交付を受けた人のことを言います。

一定規模以下のクレーンについては、技能講習や特別教育を受けることで運転・操作することが可能となっています。

クレーン(移動式クレーン及びデリックを除く)を操作することが可能となります。

クレーン運転士免許の区分は、

クレーン運転士免許

吊上げ荷重5トン以上を含めてすべてのクレーンを操作することができます。

〇免許取得費用
学科+実技:140,000円前後
学科免除で実技のみ:100,000円前後

クレーン運転士免許(床上運転式限定)

吊上げ荷重5トン以上の床上運転式クレーン(操作者が荷と共に前後に移動する方式のものに限る)を操作することができます。
5トン未満の全てのクレーンも操作できます。

〇免許取得費用
学科+実技:95,000円前後
学科免除で実技のみ:72,000前後

高所作業車運転者

高所作業車運転者は、高所作業車運転技能講習または高所作業車運転特別教育を修了した人のことです。

労働安全衛生法第61条、第76条、第59条、労働安全衛生法施行令第20条第15号に規定されています。

高所作業車で作業することができます。しかし、公道を走るには、相応の運転免許が必要です。

〇技能講習費用
普通自動車免許取得者・大型特殊免許取得者:40,000円前後
移動式クレーン免許取得者・小型移動式クレーン運転技能講習修了者:37,000円前後

不整地運搬車運転者

不整地運搬車運転者は、不整地運搬車運転特別教育および、不整地運搬車運転技能講習を修了した人のことです。

労働安全衛生法第61条、第76条、第59条に規定されています。

最大積載量が1トン以上のクローラー式不整地運搬車や、タイヤ式不整地運搬車などを運転することができます。

〇技能講習費用
大型特殊免許所持者又は車両系建設機械(整地・運搬・積込み用または掘削用)もしくは(解体用)運転技能講習修了者:37,000円前後

以上のように、主な資格や免許をご紹介させていただきましたが、そのほかにも「車両系建設機械(基礎工事用)運転者」「玉掛け作業者」などの資格があります。

3. まとめ

操作
重機は重量物などを取り扱うために危険な作業となりますので、相応の技能講習および免許が必要になってきます。そのうえで操作のために必要な知識やスキルを身に着けてオペレーターとして作業することができるのです。
どの免許も重機メーカーの教習所や団体の技能講習会で取得することができます。

今建設業界の需要は厳しい状況にありますが、人々が生き続ける限り需要が無くなることはないでしょう。また重機オペレーターも高齢化によって後継者不足が深刻な状態になっています。一刻も早い後継者の確保が急務となってきています。あなたも重機オペレーターの資格を取得し、建設業界の一翼を担ってみませんか?

これから重機のオペレーターを目指す若い担い手に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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