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建築業で安定を目指すなら?稼げる職種とその理由を解説

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建築業にはさまざまな仕事があり、中には専門の知識や国家資格が必要な仕事、危険な作業を伴う仕事も多いです。

そのため建築業は高収入といった印象がある方も多いですが、決してそのイメージ通りではありません。

建築業の仕事は給料が安い仕事、不安定な仕事も多く、苦労してスキルを身に着けても思っていたより稼げない…というケースも少なくありません。

建築業で安定した高収入を目指すならどんな仕事を選べばいいのか、また稼いでいる業者にはどんな共通点があるのかをチェックして、就職や転職に役立てましょう。

建築業は不安定?稼げないって本当?

何を目的とするかで建築業の仕事に対する満足度は人によって大きく変わりますが、その中でも収入を一つの目安と考える方は多いです。

給料の金額も、人によって高いと感じるか低いと感じるかは違うでしょう。

建築の仕事の中には、専門的な知識やスキル、資格が必要な仕事も多いです。このような仕事は若い頃の下積み時期が長く、その間の収入は低いです。

一方で危険な作業をともなう日雇いの仕事は比較的すぐに稼ぎやすいものの、スキルが身に着かずキャリアアップしにくいです。

また、建築業は景気に大きく左右される業界です。不景気が続く日本では建築業の景気も下がり気味で、オリンピックや万博などで一時的に需要が上がることはあるものの不安定な状態と言えます。

少子高齢化が進む中、今後の新築戸建ての需要も下がっていくことが予想されます。

そんな不安定で将来が危うい建築業界ですが、すべての仕事の将来性が低いというわけではありません。中には不景気でも安定して利益を出している仕事や時代に見合う仕事にシフトチェンジして利益を上げている業者もあります。

建築業界で自分の得意なことや経験を活かして長く働き続けるためには、どんな仕事、どんな業者が安定して稼げるかをよく見極めることも大切です。

建築業で安定して稼げる職種は?

建築業のさまざまな仕事の中から、比較的安定して稼げる職種を紹介します。

これらの仕事は稼ぎやすいだけでなく今後も高い需要が期待でき、独立もしやすいというメリットがあります。

塗装

住宅からビル、宿泊施設、商業施設、テーマパークなど、塗装の仕事範囲は多いです。

新しく建てられた建築物の塗装だけでなく、築年数が経過した建築物のメンテナンスやリフォームの際にも塗装は需要があります。

塗装は道具や塗料などの覚えることはありますが、テクニックを身に着ければ比較的早く一人前になれます。

独立もしやすく、若い層やビジネス層にも受け入れられればより多くの仕事を請けることができるでしょう。

大工

大工の仕事は以前は職人の技が必要でしたが、近年はデジタル化が進んでおり、あらかじめカットした資材を組み立てるだけなど、比較的チャレンジしやすい仕事になっています。

ハウスメーカーや工務店と契約をすれば、元請けの仕事も多く請け負うことができ稼ぎやすいです。

大工の仕事で実績を重ね、工務店を開くというキャリアプランもあります。

新築の需要は少子高齢化の影響で低下することが予想されるので、リフォーム、リノベーションにも強くなっておく必要があります。

内装

内装工事は新築だけでなく中古物件のリフォームや賃貸住宅の原状回復などで需要が高いです。

壁や天井の貼り換え、フローリングや畳の入れ替えなど仕事内容もさまざまで、その分依頼を請けやすい仕事でもあります。

賃貸物件や戸建ての内装工事の単価は低いですが、店舗やオフィスの内装など単価の高い仕事もあります。

より多くの単価の高い仕事を請けられるよう、集客方法も工夫する必要があります。

設備組み立て

設備メーカーでの仕事には、設備の組み立てやメンテナンスなどの業務があります。

メーカーごとに扱い方は違いますが、基本の知識さえあればさまざまな場所で働けます。

設備組み立ての仕事も新築だけでなくリフォーム、リノベーションの需要もあるので依頼の幅も広いです。

戸建てからオフィスビル、商業施設まで、さまざまな規模の依頼を請けられるという点も魅力です。

外構

外構は戸建ての玄関先や庭の他、マンションのエントランス、駐車場、カーポートなどのデザインから設計、販売、工事などの仕事があります。

工事の単価が高いため、小規模の業者であっても利益を出しやすいです。

ガーデニングやエクステリアにこだわりたい方も多く、独自のデザイン性を発揮できれば人気の外構業者も目指せます。

解体

近年、日本では空き家問題が深刻になっています。

古い家屋は放置することで倒壊の危険性があるため、解体や解体をした後に改修工事をおこなう必要があります。

その際に必要となるのが解体の仕事です。

さまざまな家屋、建築物の解体の依頼は今後もなくなることはありません。一定の需要を見込み続けることができる仕事でもあります。

稼いでいる建築業の業者の共通点とは?

安定して稼げる建築業の仕事を探したいという場合、稼いでいる業者を見極める必要があります。

上記のような仕事でも将来性が低い業者や、上記以外でも将来性の高い業者はたくさんあります。

下記のような点もチェックして、就職や転職に役立てましょう。

元請けの仕事が多い

建築業界では下請けの仕事が多いですが、下請けになればなるほど利益は低くなります。依頼も不安定になり、稼ぎにくくなってしまいます。

反対に元請けの仕事が多い業者であれば、高い利益を期待できるだけでなく仕事量も安定しやすいです。

元請け業者は取引先からも高い信頼を得ていることが多く、今後の業績アップも期待できるでしょう。

集客率が高い

日本は不景気かつ少子高齢化が続いており、建築業の需要も一定はあるものの高度経済成長期ほどの需要は期待できません。

そのため、今の仕事量に満足するのではなく常に新しい顧客を探す姿勢が大切です。

建築業界はコネや人脈も大切ですが、それだけでなくインターネットやSNSでの集客に力を入れているかもチェックしましょう。

若い層に受け入れられてもらえるような集客をしている業者は、今後も長く顧客を獲得しやすいです。

優秀な人材が集まっている

建築業界は深刻な人材不足問題も抱えています。

その理由の一つが、労働環境の悪さです。きつい、汚い仕事が多いのに給料が安く、上下関係が厳しいなど、若い層から敬遠される条件が揃っています。

そんな中でも、優秀な人材を確保するためにさまざまな努力をしている業者もあります。

残業が少ない、給料が高い、各種手当やサポートが充実している、福利厚生が手厚いなど、人材を確保するための工夫をしている業者にはもちろん優秀な人材が集まりやすいです。

反対に従業員を使い捨てのように考えている、人件費をただのコストだと思っているような業者には注意が必要です。

労働環境の悪さが原因でせっかくの建築業の知識やスキルを無駄にしてしまわないように注意してください。

将来を見据えて安定している建築の仕事を探そう

建築業で安定して稼ぎやすい仕事や、安定して稼げる業者の特徴を紹介しました。

建築業にはさまざまな仕事がありますが、どの仕事についても稼げる、安定しているというわけではありません。

景気の悪い建築業界に飛び込むのであれば、少しでも将来性が高い、安定した仕事や業者を選ぶようにしましょう。

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