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建築業の中で一番キツい仕事は?その理由と仕事内容をチェック

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建築業は3Kと呼称される、キツい、汚い、給料が安いという劣悪な労働環境が問題となっていました。

近年は働き方改革によって労働環境の改善が進んでいますが、まだそのイメージは根強いままです。

実際に建築業の仕事の中でも、いまだにキツい仕事はたくさんあります。

今回は建築業の中でもとくにキツいと言われている仕事とその理由を紹介します。キツい中にもやりがいを感じられる仕事もたくさんありますので、自分が何をやりがいとして建築業の仕事をしたいのかを考えてみてください。

建築業の中でとくにキツい仕事は?

建築エンジニアの画像建築業の中でもとくにキツいと言われる仕事を5つ紹介します。

肉体労働の多い建築業ですが、さらに危険な作業をともなう仕事、仕事内容のわりに給料が低い仕事、キャリアアップを目指しにくい仕事などがあるので、それぞれの仕事の何が自分に合うのか、合わないのかをよく考えてみましょう。

荷揚げ

戸建て、マンション、ビルなど、さまざまな建築物で使われる石こうボートを運ぶだけの仕事です。

単純作業でありながら肉体への負担は大きく、若い頃の短期間のアルバイトでなければ働くのは難しいでしょう。

単発のアルバイトなら時給や日給が高い仕事も多いので、空いた時間に稼ぎたいという学生やフリーターが多く、建築業の志望者も少ないです。

体力に自信がない、単純作業が苦手という方にはもっとも向いていない仕事と言えるでしょう。

反対に、単純な仕事な分覚えることは少なく、すぐに働きたい、厳しい上下関係は嫌という方には働きやすいという一面もあります。

足場組立

とび職で使う足場の組み立てをおこないます。

最初は組み立てではなく足場の材料を運んだり先輩の指示を聞くだけがメインの仕事です。

仕事に慣れてくると足場の組み立てもおこないますが、高所での危険な作業もともないます。きちんと組み立てられなければ自分だけでなく作業員も大怪我をする可能性がある、危険性が高く責任の重い仕事です。

丁寧に落ち着いて仕事ができるのはもちろん、早く正確な作業ができる人が求められます。

とび職での経験を積んで職人になれれば高い収入を目指しやすく、独立もしやすい仕事ではあります。長く働けば働くほど他の仕事に転職しにくくなるので、その点は注意しておきましょう。

杭頭処理

杭頭処理とは、建築物の杭の上部を重機で壊す仕事です。見習いの期間はほどんどなく、いきなり重機を操作する仕事を任されることもあります。

下積みをあまり長く経験したくない方にとっては働きやすい仕事ではあります。

一方で、高所から杭を解体するため、落ちた杭の騒音やホコリがひどく、目、鼻、耳などに支障をきたす可能性があります。

出来高制の職場が多く収入が不安定で、重機の扱いさえ理解していれば誰でもできる仕事であるため職場の人間関係が安定しません。肉体的だけでなく金銭面や精神面からもキツいと感じることが多いです。

鉄筋組立

コンクリートの骨組みである鉄筋を組み立てるのが主な仕事です。

始めの内は鉄筋を運ぶ仕事が多く、肉体労働がメインです。

屋外の仕事になりますので、寒い時期でも暑い時期でも黙々と鉄筋を運ばなければならないキツさもあります。

鉄筋の組み立てができるようになれば楽しい仕事ではありますが、職場の人間関係が厳しく合う合わないが大きい仕事です。先輩の言うことを素直に聞ける人、体育会系の雰囲気に合う人は働きやすいでしょう。

長く続ければスキルを身に着けられ、昇格、転職、独立も視野に入れられます。

枠型解体

建設でコンクリートを使う際、通常は枠型を先に作成してそこにコンクリートを流し込みます。

その枠型を解体するのが主な仕事内容です。

最初は解体された枠型を片付ける仕事ばかりで、重たい枠型を運ぶ際に怪我をする可能性もある肉体的にキツい仕事です。

肉体労働なので体力に自信がなければ続けにくく、長く続けたとしてもスキルが身に着きません。怪我をしたり騒音で耳が痛くなったりということもよくあります。

短期間の高収入なアルバイトとしては良いですが、枠型解体を長く続けるメリットはほとんどありません。

建築業の仕事がキツいと感じている方へ

現在建築業の仕事をしていてキツいと感じる方は、無理をせず別の道を選ぶこともおすすめです。

仕事が原因で怪我をしたり心理的なダメージを受けてしまうと、今後その仕事が続けられなくなったり治療に長い時間を奪われたりしてしまいます。

自分のことを大切にできる働き方とはどんなものかを考えてみてください。

下積み時代は給料が安い場合も

建築業は下積み時代が長い仕事も多いです。

資格や経験がない状態では給料も安く、できる仕事も簡単でやりがいのないものに感じるかもしれません。

ですが、仕事によっては経験を重ねることでできる仕事が増えたり、資格を取りやすくなったり、それに合わせて給料が上がることもあります。

経験を積んで独立をすれば、より自分らしい働き方ができるようにもなります。

長く働くことでどんなメリットがあるのかをきちんと把握した上で仕事を選ぶことが大切です。

アルバイトよりも正社員を目指そう

建築業にも他の業界と同じようにさまざまな雇用形態があります。

アルバイト、日雇い、派遣社員、正社員の中で、とくに立場が低いのが日雇いやアルバイトです。

給料が低く、いつ仕事がなくなるかわからない不安定さもあります。

アルバイトや日雇いでは続けていても昇給、スキルアップは期待できません。正社員雇用を目指しましょう。

建築業界ではアルバイトからそのまま正社員になりやすい仕事も多いです。正社員になれば収入も安定しやすく、賞与や昇給で高収入も目指せます。さらにキャリアアップもしやすくなります。

資格を取得して別の職種へ転職

建築業にはさまざまな資格があります。

建築の仕事に役立つ資格を取得して、別の職種へ転職するという方法もあります。

今の仕事内容が自分に合っていない、給与や働き方に不満がある場合でも、せっかく知識や経験を積んだ建築業からいきなり離れてしまうのはもったいないです。

同じ建築業の中であれば転職もしやすく、その仕事が未経験であっても雇用されやすいです。

別の職種にチャレンジする際は、自分が何に向いているのかをよく見極め、資格を取得してから転職活動に挑みましょう。

法令違反に気づいたら窓口に相談

建築業の業者の中には法令違反をしている業者もあります。

適切な賃金を支払わない、無資格の従業員に危険な作業をさせる、安全管理を怠っているなどがあります。

これらに気づいても、内部だけでは解決しにくく、かえってパワハラの原因になってしまう可能性があります。

業者の問題に気づいたら、建築業の法令違反に関する相談を受け付けてくれる駆け込みホットライン(0570-018-240)などに連絡しましょう。

第三者視点で業者に立ち入り検査をおこない、法的に問題がああ場合は指導、処罰をおこなってくれます。

建築業の仕事はキツいけどやりがいもある!

建築業の中でもキツい仕事を紹介しました。

体力的、精神的に何がキツいと感じるかは人それぞれです。

中には紹介した仕事が自分に合っているという方もいます。

建築業界でも働き方改革は進んでいますが、それでも労働環境が悪い職場もまだ少なくはありません。

仕事内容がキツいのか、職場の環境がキツいのか、給料が仕事内容と見合わないのかなど、自分が何に対してつらいと感じているのかをよく考えた上で転職やキャリアアップに役立ててください。

さまざまなキツいと言われる仕事を紹介しましたが、その中でも解体工事について詳しく解説した記事を紹介します。どんな仕事内容か、必要資格や必要書類などを一緒に確認してください。

解体工事とは?工事内容や必要資格、各種届出を確認しよう

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