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建築士は将来なくなる?活躍できる場所を見つけよう

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日本の少子高齢化や建築業界の労働人口減少により、建築士は将来なくなるのではないか?と不安に感じる方も多いです。

東京オリンピックや大阪万博で一時的に建築業界の景気は回復しますが、長い目で見たときに将来性はあるのかを確認しましょう。

建築士が将来活躍できる場所の見つけ方も解説します。

20代~30代の建築士は全体の16%未満

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年齢ごとの一級建築士の数を確認しましょう。

20代……200人程度

30代……4700人程度

40代……6000人程度

50代……101000人程度

60代……106000人程度

(出典:建築技術教育普及センター 直近5年間の試験結果

この結果からわかるとおり、20代、30代の一級建築士の数は非常に少なく、全体の16%にも及びません。

建築業界だけでなく日本全体で少子化が進んでおり、今後も建築士を目指す若者の数は減少していくことが予想されます。

建築業界の有効求人倍率は年々高まってきており、深刻な人材不足が読み取れます。

就職しやすい、転職しやすいといったメリットがある一方で、どこで働いても人材不足の中負担を強いられてしまい、結局建築業界自体から離れてしまう建築士資格所有者も少なくありません。

AIに建築士の仕事が取られる?

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AIが多くの業界で活躍しており、今後世界の99%の仕事はAIに取って代わられるとも言われています。

そんな中、建築士の仕事がAIに奪われることはあるのかを考えてみましょう。

AIはとくに数字や調査に関連する業務が得意です。

そのため建築業界とも相性がよく、建築士の仕事がAIに取られる可能性は充分にあります。

一方で、AIはデータに関連する仕事は得意なものの人間の思考、感情に関連する仕事に対してはまた技術が及んでいません。

クライアントと信頼関係を築く、クライアントの言いたい内容を言葉の中から読み取るなどの作業は人間にしかできず、今後完全に仕事が取られることはありません。

AI導入で建築士の負担が軽減する

AIが建築士の仕事を奪われるのは悪いことばかりではありません。

上記でも解説した通り建築士は数が少なく、今後もますます人口減少が予想されます。

その中で、計算や調査といった時間がかかりミスが許されない仕事をAIに代行してもらうことで、建築士の負担を大幅に軽減できます。

作業の効率化にもつながり、少ない人員でより多くの業務を、負担なくこなせるようになるでしょう。

デザインや設計に集中することで、よりクライアントのニーズに沿った提案ができるようになり、活躍できる場所も広がっていきます。

下記の記事では、建築業界の中でもAIに代行される可能性がある仕事を紹介しています。

こちらも合わせてチェックしてみてください。

建築の中で将来無くなる7つの仕事。備えるべきことは?

建築士の3つの大きな需要

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建築士は将来なくなるのではないかと不安視する方も多いですが、AIを本格的に導入することになったとしても建築士の需要がなくなることはありません。

今後も長く続くであろう建築士の3つの需要を解説します。

立て替えの建築士の需要

1960年代の日本は建設ラッシュであり、多くの建築物が急ピッチで建設されました。

現在それらの建築物は老朽化が進んでおり、建て替えをしなければ危険な状態の建築物も少なくありません。

現在もオフィスや宿泊施設、住宅として使用されている建築物であれば立て替えの必要があります。

立て替えの際には当然建築士が必要です。

建築士は新しい建築物を建設する際だけでなくこのように立て替えの際にも高い需要があることを覚えておきましょう。

解体の建築士の需要

上記で紹介したように、老朽化が進む建築物は安全のためにも立て直さなければなりません。

ですが現在使用されておらず廃墟となっている建築物は、建て替えではなく取り壊して解体する必要があります。

建築士は新築や建て替えの際だけでなく、解体の現場でもサポートする役割を担っています。

解体の計画を進め、現場の作業員や近隣住民の安全を確保する大切な仕事があります。

少子高齢化による空き家問題も深刻な昨今、解体での建築士需要も高まっていくでしょう。

新築の建築士の需要

少子高齢化によって新築の需要は下がりつつありますが、完全にゼロになるわけではありません。

新築住宅を購入したい若年層も一定数いますし、都心部のマンション、リゾート施設や宿泊施設などの需要も一定はあります。

高齢化に伴って高齢者向けマンションなどの施設の需要も高まっていきます。

新築だけにこだわると仕事が減少してしまう可能性がありますが、広い視野でさまざまな建築の需要に応えていくことが大切です。

今後の建築士に求められる4つのスキル

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建築士が将来なくなることはありませんが、求められているニーズに応えられなければ他の建築士や建築事務所に仕事を奪われてしまう可能性は高いです。

今後どのようなスキルの需要が高まっていくのかを考えてみましょう。

バリアフリー関連

高齢化に伴って、バリアフリーに関連する知識、スキルの需要が高まることが予想されます。

自宅で介護できるように浴室やトイレ、階段をリフォームしたい、介護施設を建設するための知識を貸してほしいなど、高齢者に対する需要は見逃せません。

高齢者向け施設だけでなく、病院やリハビリ施設、障がい者向け施設に対しても要望に応えやすくなるでしょう。

エコハウス関連

建築業界ではZEH住宅太陽光発電など、エコに関連する法律がたくさんあります。

SDGsという言葉が普及するに従い多くの人々が環境問題に関心を持つようになりました。

また、エコハウスは地球に優しいだけでなく水道光熱費が安くなるなどのメリットも多いです。

住宅を新築する際だけでなくリフォーム、リノベーションする際にエコに特化したい方も増えていくでしょう。

エコハウス関連の知識や経験が必要なだけでなく、日々進歩するエコ関連の技術を見逃さず習得し続けるスキルも必要です。

立て替え・リフォーム関連

日本は少子化が進むだけでなく、平均の賃金も長い間上がっていません。

そのため新築住宅を買いたくても買えない世帯も少なくありません。

新築住宅を購入できない場合は中古住宅や古い空き家を購入してリフォーム、リノベーションする選択肢もあります。

この場合、建て替えやリフォームに関連するスキルが求められます。

今住んでいる家に長く住みたい、子どもが増えた、高齢者が増えたなどの理由で住みやすくリフォームしたいケースもあります。

個人に寄り添うスキル

建築士の仕事はAIに取って代わられるものも少なくありませんが、人とのつながりが失われることはないでしょう。

同じ技術、同じ料金を提案された場合、より親切に、親身に寄り添ってくれる建築士の方に依頼したいと考えるクライアントもいます。

目の前の仕事をこなすだけではなく、クライアントが何を求めているのかを正確に読み取り、対応していくスキルは大切です。

コミュニケーションスキルの他、同じ建築士同士で情報を速やかに共有するスキルなども高めていきましょう。

建築士が将来なくなることはない!

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建築士は将来なくなる仕事なのかについて解説しました。

人口が減少し、AIの技術が進歩しても、建築士の仕事が完全になくなることはありません。

ですが現状のままで満足していると他の建築士や建築士事務所に仕事を奪われてしまう可能性は非常に高いです。

建築士として長く建築業界で活躍し続けるためには、将来を見据えたスキルを高めていく努力は欠かせません。

AI技術とも上手に付き合って、建築士としての活躍の場所を広げていきましょう。

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