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転職前に建築物を見学しよう!チェックポイントや活用方法を紹介

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建築業界で転職や就職を考える際、ぜひ行ってほしいのが建築物の見学です。

転職活動に必須の項目ではないものの、その企業が建てた建築物を見ることで新しい発見があるかもしれません。

求人ページや公式サイトを見るだけではわからなかったこともたくさん発見でき、就活にも活かせます。

今回は建築物の見学を行うメリットと、見学時にチェックしておきたいポイントを解説します。

建築物の見学をすべき理由

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転職活動中に建築物の見学をすべき理由を3つ紹介します。

建築物の見学は必須ではありませんが、下記のようなメリットがあります。

時間に余裕があり、近くにその企業が携わった建築物があるのであれば、積極的に見学に足を運びましょう。

企業研究ができる

企業研究の一環として建築物を見学しましょう。

企業の公式サイトには施工事例が多数掲載されていますが、写真を見るだけと実物を見るのとでは感じる印象も大きく違います。

実際にその建築物を利用して感じた印象、見た印象、利用している人たちの印象などを肌で感じれば、新しい発見が多数あります。

複数の建築物を見学することで、企業の個性や大事にしていることも見えてきます。

自己アピールにつながる

実際の建築物に足を運んだことをアピールすれば、選考の段階でも本気度を示せます。

とくに大手の企業は一つの椅子を大勢のライバルと一緒に奪い合わなければならない、非常にシビアな状況です。

その中で、実際に建築物を見学しどのように感じたか、をアピールできれば、他の志望者を差をつけることも可能です。

面接の際にはその建築物についての感想を述べるだけでなく、そこから話が展開して盛り上がる可能性もあります。

建築デザインのセンスを磨ける

建築業界で長く活躍し続けるためには、建築デザインのセンスを磨き続ける必要があります。

より多くの建築物を仕事の観点から見学することで、デザインに対する感性を磨くことも可能です。

なぜこのような造形になっているのか、自分ならどうするか、問題点をどう改善するかを考えながら建築物を見学するだけでも、自身の成長につながります。

転職時だけでなく、日ごろから建築物の見学は積極的に行うことをおすすめします。

建築物の見学の具体的な流れ

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建築物の見学の具体的な流れを解説します。

やみくもに足を運ぶのではなく、きちんと計画を立てておくと、より効率的な見学ができます。

見学する建築物を選ぶ

まずは見学する建築物を選びます。

複数の施工実績がある企業のすべての建築物を見学するのは不可能なので、ある程度数を絞りましょう。

その企業の代名詞とも言えるような代表的な建築物なら、とくに企業のこだわりも見えやすいです。

面接でも話題が発展しやすく、採用担当者に注目してもらうきっかけにもなります。

自分が普段よく使う施設やなじみのある施設であれば、自分の経験を活かした感想を述べやすいです。

商業施設や図書館など、その企業が携わっているなじみ深い施設も調べてみてください。

日程を調整する

見学に行く日程はいつでも構いませんが、できれば人どおりが多い日、時間帯を選ぶのがおすすめです。

利用者が多い曜日、時間帯であれば、人の流れがわかりやすいです。

設計した段階で意図したとおりに人が動いているか、使いやすい位置にエスカレーターやトイレがあるかなどを確認できます。

商業施設やオフィスビルなど、人が混雑する時間帯や曜日は違うので、ある程度予測してから見学に足を運びましょう。

複数の物件を見学する

その企業が携わった建築物を一つ見学して満足するのではなく、複数の建築物を確認しましょう。

そうすることで企業の設計の特徴もわかりやすくなります。

複数の建築物を見学しておけば、面接時にその建築物の施工に携わった担当者とバッティングする確率も高くなります。

建築物について話題が盛り上がれば、よりよい印象を与えられるでしょう。

本業をしながら複数の建築物を見学するのは大変なので、無理のない範囲で見学スケジュールを立ててみてください。

建築物の見学時のチェックポイント

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建築物の見学時のチェックポイントを3つ紹介します。

ただ建築物を見ているだけでは気づかない部分もあります。

企業研究や志望動機作り、自己アピール文作りに役立つように、細かな点までしっかり確認しておきましょう。

見た目の印象

まずは建築物の見た目の印象です。

外観だけでなく内観も確認しましょう。

ぱっと見で受ける印象は非常に大切です。その建築物を見て自分がどう思ったのかを明確に表現できれば、採用担当者からの印象もよくなります。

同じ企業の複数の建築物を見学すれば、ある程度共通している設計にも気づきやすくなります。

設計やデザインの段階で意図したイメージを再現するために、どのような素材、色を選んでいるのか、どのような空間デザインにこだわっているのかなどを把握できれば、転職活動時だけでなく今後の建築業界での活動にも役立てられます。

人の動線

その建築物を利用する人がどのように動いているのかを確認してください。

誰かが指示するでもなくスムーズに人が流れている建築物は、設計が優れている証拠です。

反対に、動線がバラバラで、賑わうべきでないところで人が集まっているよなら、その建築物の設計はうまくいっているとは言えません。

時間帯や施設のイベント内容などによっても人の動きは大きく変わりますが、目安として、うまく設計ができている建築物かを確認しておくことは大切です。

優れている点だけでなく改善点も把握できれば、見学したことをアピールする際に役立てられます。

周辺環境

建築物だけでなく周辺の環境も確認しておきましょう。

周辺のビルと比べて建築物がどのような印象なのか、周辺とマッチしたデザインになっているかなどを確認します。

さらに、近隣にある施設や自然を取り入れた設計になっているかもチェックポイントです。

例えば、公園が近くにある建築物なら、公園で遊んだあとに気軽に入りやすいカフェや雑貨店などが一階部分にあると良いでしょう。

大きな道路から直接入りやすい駐車場や入口がある施設も優れていると言えます。

高齢者が多いエリア、子どもが多いエリア、ビジネス利用が多いエリアなど、エリアごとの違いを見てみるのも楽しいですよ。

建築物の見学を転職活動に役立てよう

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建築物を見学して転職活動に役立てる方法を解説しました。

実際の建築物を見学することで、その企業の特徴やこだわり、設計の質の高さを確認できます。

自分が理想とする設計ができているかを確認するだけでなく、見学したことをアピールすれば本気度も伝わり、転職に有利に働きます。

公式サイトや資料だけでは見えてこない細かな部分も把握できるので、転職活動時以外にも建築物の見学は頻繁に行いましょう。

設計やデザインに関するセンス、感性を磨けて、今後の建築の仕事にも活かしやすくなりますよ。

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