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大手よりもおすすめ!?中堅ゼネコンとは?特徴、将来性、代表例を紹介!

中堅ゼネコンの画像
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建築業界の中でも規模の大きな依頼を受け、やりがいも大きく、収入も高いことで人気なのがゼネコン会社です。

ゼネコン会社とひとくちにいっても、その規模にはさまざまな違いがあります。

今回は、ゼネコンの中でも働きやすくおすすめする理由が多い中堅ゼネコンについて詳しく解説します。

ゼネコン会社への就職、転職を目指している方は、中堅ゼネコン会社の特徴もよく確認した上で企業選びを行いましょう。

中堅ゼネコンとは?代表的な企業は?

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ゼネコン会社のおおまかな分類としては、最大手のスーパーゼネコン、その次の準大手ゼネコン、そして中堅ゼネコンと続きます。

ゼネコンの規模の明確な定義はありませんが、一般的に売上高上位5位までがスーパーゼネコン、売上高3000億円以上が準大手ゼネコン、さらに売上高が1000億円以上の企業を中堅ゼネコンと呼ぶケースが多いです。

ゼネコンの規模は毎年の売上高で判断されるため、順位が入れ替わったり、中堅から準大手になったりすることもあります。

ですが大手のゼネコン会社は国からの依頼なども多く安定した売り上げを確保できるため、大きな順位変動は見られません。

中堅ゼネコンの代表企業

2021年時点では、下記の8社が中堅ゼネコンに該当します。

  • 東急建設
  • 奥村組
  • 東亜建設工業
  • 福田組
  • 大豊建設
  • 東洋建設
  • 浅沼組
  • 飛島建設

スーパーゼネコンとして有名な鹿島建設や大林組、清水建設などと比較すると知名度は下がるものの、各地域で非常に大きな規模の工事を請け負うことも多く、安定した仕事量が期待できます。

上記でも解説した通り、売上高によってランキングや中堅ゼネコン、準大手ゼネコンの該当企業が変動することもありますので、上記はあくまで一例として参考にしてください。

中堅ゼネコンがおすすめの理由

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建築業界での転職、就職を考える上で、どのゼネコン会社の規模は気になるポイントですよね。

ゼネコン会社といえば建築業界の花形で、高収入、好待遇が期待できる一方、就職が非常に難しく業務内容もハードな印象が強いです。

そんな中であえて中堅ゼネコンを狙うことをおすすめする理由を4つ紹介します。

ゼネコン会社に就職、転職したいものの、どの企業を選べばいいかわからないという方はぜひ参考にしてください。

比較的転職しやすい

中堅ゼネコンは大手ゼネコンと比較すると比較的転職、就職がしやすいです。

大手ゼネコン5社は建築業界以外でも非常に知名度が高い大企業であるため、新卒での就活ですら至難の業です。

中途採用枠も少なく、非常に優れた実績があってもライバルが多く、思うように転職活動を進められません。

一方で中堅ゼネコンであれば審査の基準も比較的低く、大手と比較すれば転職、就職はしやすいです。

ただし、それでも大手企業であることには違いなく、ライバルも多いため、実績づくりっや企業研究などは入念に行いましょう。

海外への進出を進めているゼネコン会社の場合は、建築の実績以外に語学力が求められることも多いです。

地域密着で仕事ができる

大手ゼネコンは全国、全世界で仕事をしているのに対して、中堅ゼネコンは地域密着型での業務が多いです。

転勤が少なく、同じ地域で安定して働き続けられるため、転勤はしたくない、地元に貢献できる仕事がしたいという方に最適です。

各地域ごとの特徴や建築のポイントなど、大手企業では学べない細やかな知識を得られるの中堅ゼネコンならではです。

柔軟な対応がしやすい

大手ゼネコンに限らず大企業では、一つの決定を下すためにも何人もの許可を得なければならず、会議に膨大な時間を要したり、若手のうちは発言権がなかったりすることも珍しくありません。

ですが、中堅ゼネコンであれば大手よりも風通しがよく、柔軟な対応がしやすいというメリットもあります。

若手のうちから積極的に活躍したい方にとっては、中堅ゼネコンは働きやすいでしょう。

意思決定も比較的早く、時勢を見ながら臨機応変な対応ができるという点でも中堅ゼネコンは優れています。

高収入を期待できる

ゼネコン会社といえば収入が高いイメージも強いですが、中堅ゼネコンでももちろん高収入を期待できます。

中堅ゼネコンの平均年収は800万円前後で、賞与や手当、退職金も充実している企業が多いです。

大手ゼネコンと比較すると収入面は低くなりますが、それでも建築業界で働き続けるには十分な結果を得られるでしょう。

いきなり年収800万円を実現することは難しいですが、勤続年数が長くなり多くの実績を残すことで、より高い収入をえられるようになります。

中堅ゼネコンへの転職時の注意点

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中堅ゼネコンへの転職を検討する際に意識したい注意点を4つ解説します。

大手よりは採用基準が低くライバルが少ないとは言え、難易度が高いことには変わりません。

事前に企業分析や志望動機をしっかり進めておき、転職を成功させましょう。

志望動機を明確にする

どの業界、企業においてもですが、志望動機を明確にすることは大切です。

とくに規模の大きな企業の場合、ライバルが複数いる中でより企業の理想の人材であることをアピールできる志望動機を用意しなければなりません。

大手のゼネコン会社ではなくその中堅ゼネコン会社を選んだ理由、同等レベルの中堅ゼネコンではなくその中堅ゼネコン会社を選んだ理由を明確にしましょう。

中には、現在住んでいるエリアから遠く離れて就職しなければならないケースもあります。

企業を分析するだけでなくそのエリアならではの特色なども踏まえて志望動機を考えるとより的確にアピールできるでしょう。

施工事例を確認する

その中堅ゼネコンの施工事例を確認し、どのような建築物に携わっているのか見てみましょう。

自分がなぜ建築の道を目指したのかを考えつつ、理想の仕事ができるのかを照らし合わせてみてください。

中堅ゼネコン会社に転職できたとしても、自分のやりたい仕事ができなければやりがいを感じられなくなってしまいます。

長く働き続けるためにも、自分がやりたい仕事ができるかを考えることは大切です。

また、施工事例から志望動機を考えることも可能です。

実際にその中堅ゼネコンが手掛けた建築物に足を運び、細部まで見学してみてもいいでしょう。

将来性を確認する

新事業の展開や海外への進出など、その中堅ゼネコンの将来性もチェックしましょう。

ゼネコン会社は建築業界の中でも比較的安定した将来性が期待できますが、建築業界全体では不景気が続いています。

日本は少子高齢化が進んでおり、人材確保の面でも経済的にも今後建築業界はますます厳しくなっていくことが予想されます。

そんな中でどのような対策を取っているのかを確認しておけば、将来長くその中堅ゼネコンに勤め続けられるでしょう。

優秀な人材を確保するために研修やサポートが充実している、社内の風通しをよくしているなどの対策はもちろん、国内のみならず海外にも進出して売り上げを伸ばしているなどの工夫がされている企業がおすすめです。

大手ゼネコンとの違いを明確にする

「ゼネコン会社ならなんでもいい」と思わず、スーパーゼネコンや準大手ゼネコンと中堅ゼネコンの違いを明確にしておきましょう。

携われる業務の規模に違いがあるだけでなく、業務の過酷さや年収なども大手と中堅では違いがあります。

中堅ゼネコンでも自分のやりたい仕事ができるのか、中堅ならではの魅力はどこなのかを明確にした上で転職の準備を進めましょう。

下記の記事では、ゼネコンについてさらに詳しく解説しています。今後ゼネコン会社への転職を希望している方は、こちらも併せてご確認ください。

ゼネコンとは?定義や年収、仕事内容を徹底解説

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