建築業界への転職が決まったら、新しい職場になじめるか不安ですよね。
一から人間関係を築き上げていくには、ある程度の努力も必要です。
新しい仕事に慣れることはもちろん、できるだけ早く職場になじめるようにコミュニケーションの点も意識していきましょう。
新しい職場になじむためのポイントとともに、なじみにくい人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
新しい職場になじめない人の特徴を確認
まずは新しい職場になじめない人の特徴を紹介します。
以下に当てはまる人は、仕事の進め方や人間関係の進め方を考えなおしてみることも大切です。
仕事のやり方にこだわりを持ちすぎる
自分の仕事のやり方にこだわりを持ちすぎると、新しい職場になじみにくくなってしまいます。
前職での経験や長年のこだわりがあったとしても、周囲を無視してそれを突き通すようなことをしないように注意しましょう。
仕事のやり方にこだわりを持つことはときには大切ですが、とくに新しい職場に転職したばかりの時期は、臨機応変に対応することも意識してみてください。
質問せずに自分で判断しようとする
質問をせずに自分で勝手に判断して行動すると、自分勝手な人、コミュニケーションを取れない人という印象を持たれてしまう可能性があります。
新しい職場では、経験したことがある仕事であっても細かな進め方などが違う場合があります。
自分ひとりで判断せず、まずは先輩に相談する習慣を身につけましょう。
質問したことをメモする、積極的に話しかけるなどの習慣を身につけることで、コミュニケーションがとりやすく、スムーズにやり取りができるようになるでしょう。
以前の経歴の自慢が多い
以前の経歴の自慢が多い人も、新しい職場になじみにくくなってしまいます。
建築業界にはさまざまな経歴を持つ人がいますが、自分がどんな経験をしてきたかを自慢しすぎないよう注意しましょう。
とくに、自分のほうが年齢が高くて上司が年下の場合などは、つい自慢話をしてしまう方も多いです。知らず知らずのうちに自分の話ばかりしていないか、話す内容もよく考えることが大切です。
社内の独自ルールを守らない
会社にはそれぞれの独自のルールがあります。
掃除の順番や連絡方法など、独自のルールに慣れるまでには時間がかかりますが、少しでも早く慣れるように努力をしましょう。
社内ルールを守らずに勝手な行動ばかりしていると、自分勝手な人、集団行動ができない人という印象を与えてしまいます。
知らない間にルールを破ってしまった場合も、すぐに反省して改善すれば悪い影響を与えることはありません。
清潔感がない・見た目の印象が悪い
清潔感がなく、見た目の印象が悪い人も、新しい職場になじみにくくなってしまいます。
見た目が悪いとは、顔出ちの良し悪しの問題ではなく相手に不快感を与えない装いができていないという意味です。
髪の毛、ひげ、つめなどをきちんと整える、服の汚れやシワを気にするなど、最低限の身だしなみには気を付けるようにしましょう。
建築業界は業種にもよりますが、接客や取引先との対応が必要なシーンもあります。社内でのやり取りだけでなく社外からの印象にもつながるので、見た目もしっかり意識することが大切です。
新しい職場になじみやすい人の特徴
新しい職場になじみやすいのはどんな人かを解説します。
自分に不足している点があると感じたら、以下の点を取り入れるようにしてみてください。
きちんと話を聞く
きちんと相手の話を聞き、適切な応答ができる人は、新しい職場でもすぐになじめるでしょう。
コミュニケーションにおいて相手の話をきちんと聞くことは基本ですが、目の前の仕事に必死になるあまりきちんとできてない可能性もあります。
相手が何を話しているのかを、言葉の内容だけでなく表情やしぐさなどからもきちんと判断しましょう。
うまくコミュニケーションが取れていないと感じたときは、よりしっかり質問を繰り返す、会話の内容を繰り返して再度確認するなどの方法も取り入れてみてください。
自ら質問をしてくる
自分で質問ができる人は、新しい職場でもなじみやすいです。
積極的に質問をすることで新しい仕事も憶えやすくなるだけでなく、新しい職場の人ともより多くのコミュニケーションを取れます。
その分なじみやすく、質問しやすい環境を自ら作っていくことが可能です。
仕事の基本的なことから社内の独自のルールまで、疑問に思ったことはすぐに質問することがおすすめです。
率先して仕事をする
自ら率先して仕事をする姿勢を見せることで、新しい職場になじみやすくなるでしょう。
自分から動く姿勢は周囲から見てもとても印象がよく、サポートしてあげよう、教えてあげようと思ってもらえます。
もちろん勝手に動くのではなく、質問しながら作業を進めることも忘れないようにしてください。
周囲とうまくコミュニケーションを取りながら仕事をすることで、仕事にも周囲の人間関係にも早く慣れることができるでしょう。
社内ルールに従う
社内の独自のルールに順応しやすい人も、すぐに周囲に溶け込むことができるでしょう。
社内ルールに従うことも、新しい職場になじむためには大切です。
自分のやり方にこだわりすぎず、社内のルールがある場合はできるだけ従うようにしましょう。
どうしても理不尽に感じるルールは質問したり改善を求めることも可能ですが、入社したばかりで早くなじみたい場合は、強く主張しすぎないことがおすすめです。
新しい職場に早くなじむためのポイント
新しい職場に早くなじむためにできることを紹介します。
第一印象をよくすることはもちろん、日々の仕事の進め方や見た目などにも気を付けて、円滑なコミュニケーションを取れるように意識していきましょう。
自己紹介で明るく前向きな印象を与える
まずは自己紹介で、明るく前向きな印象を与えることが大切です。
はきはきと話し、よい印象を与えるように意識してください。
ほかの社員の目を見て話す、隣の席の人にあいさつするといった基本的なことを忘れないようにしましょう。
初日以降も、出勤時と退勤時のあいさつをきちんとしておけば、悪い印象を与えることはありません。
自分から積極的に質問しに行く
仕事で不明な点があれば、自ら積極的に質問しに行くことを心がけましょう。
経験したことがある業務であっても、会社によって細かなやり方、進め方は違います。
また、未経験職であれば不安なことも多いでしょう。
一人で勝手に判断するのではなく、質問をしてコミュニケーションを取りながら円滑に業務を進めることが大切です。
清潔感のある見た目を心がける
清潔感のある見た目を心がけることも大切です。
建築業界は、内勤か外勤かによって普段の服装も大きく違います。いずれの場合でも、さっぱりとした清潔感のある見た目を意識してください。
取引先やお客様とのやり取りだけではなく、社内でのやり取りにおいても、清潔感がないとその人の印象そのものが悪くなってしまうため、改めて見た目にも気を使ってみることもおすすめです。
新しい会社になじんで業務を円滑に進めよう
建築業界の新しい職場になじむためには、仕事に慣れるだけでなくコミュニケーションの面も努力する必要があります。
自分の仕事のやり方にこだわりすぎることなく、新しい職場に柔軟に対応する姿勢を見せましょう。
職場になじむことができれば、日々の業務も円滑に進めやすくなります。仕事を早く覚えて即戦力になるためにも、周囲となじむ努力も行ってみてくださいね。