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インフラ業界はやめとけって本当?年収や種類・転職のメリットを解説

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人々の生活に欠かせないインフラ事業は、地図に残り社会貢献ができる、非常にやりがいのある仕事です。

一方で、ハードな業務内容から「インフラ業界はやめとけ」といわれることも少なくありません。

本記事では、なぜ「インフラ業界はやめとけ」といわれるのか、その理由とインフラの種類、メリットを紹介します。今後建築業界、インフラ業界への就職や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インフラ業界はやめとけと言われる理由5つを解説

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インフラ業界はやめとけと言われる理由を5つ紹介します。自分がどのように働きたいかを考えながら、チェックしてみてください。

転勤が多く生活が安定しにくい

インフラの仕事は全国各地に多数あり、転勤や出張が多いです。プロジェクトの規模によっては長期間家族と離れて暮らすことになり、生活が安定しない可能性があります。

毎日決まった場所、決まった時間に働く仕事が好きな方にとっては、働きにくいと感じるでしょう。

一方で、毎回違った場所で新鮮な気持ちで働けるのは、インフラ業界のメリットでもあります。

大手企業は学歴を重視する傾向がある

インフラ事業を展開する企業は大手企業が多く、学歴が出世に影響するシーンが多くあります

建築業界は比較的経験やスキルが評価されやすい業界ではありますが、それでも大卒以上の求人も多く、そのなかでも高学歴であればあるほど転職や昇格に有利になりやすいです。

高卒から建築業界で働き続けていても、自分より年下で能力が低い人が上司になり、悔しい思いをすることもあるでしょう。

若手が自己主張をしにくい

大手インフラ企業は年功序列の風潮も色濃く残っており、若手が活躍しにくいというデメリットもあります。

年功序列の企業に長く勤務すれば、勤続年数が長くなるにつれていいポジションにつける、年収が高くなるというメリットがありますが、若手のうちから自分の実力を試したい方にとっては物足りない、働きにくいと感じるでしょう。

大手企業ではなく中小企業であれば若手から活躍しやすいですが、インフラ事業など大規模な工事には携わりにくくなってしまいます。

発想力や企画力を発揮しにくい

インフラ工事は多くの人が使いやすい道路や空港、橋などを作るのがメインの仕事です。発想力や企画力が必要とされるシーンが少なく、独創的なデザインではなく普遍的なデザインが求められます

オリジナリティのある建築物を作りたい、自分のセンスで仕事をしたいと感じている方にとっては、後悔する可能性もあります。

インフラ業界のなかには独創的な建築物やテーマパークの建設などに携わる企業もあるため、過去の実績を確認して就職先を探すこともおすすめです。

少子高齢化で将来性がない

日本は少子高齢化が深刻で、それに伴いインフラの需要が低下しているのではないか?将来性がないのではないか?と心配する声もあります。

どんなに大企業に勤務していても、仕事がなくなってしまうと今後仕事を続けることも転職することも難しくなってしまうでしょう。

また、日本はインフラ設備が十分整っており、少ない仕事を多くのインフラ企業が奪い合っている状況でもあります。今後仕事が少なくなれば、さらに競争は激しくなるでしょう。

一方で、インフラ工事は新設だけでなくメンテナンスも必要で、仕事がなくなることはありません。また、国内だけでなく海外に事業を展開している企業も多く、将来性がないとは言い切れません

求人倍率が高く就職が難しい

インフラ業界は求人に対して応募人数が非常に多く、求人倍率が100倍以上になることも珍しくありません

大企業は収入や仕事が安定しているだけでなく倒産の危険性も少なく、ネームバリューもあります。そのため自然と人気になりやすいです。

転職活動や就職活動では1000人以上のライバルと戦う必要があり、希望する企業に就職できない可能性も高いでしょう。

転職活動が長引き無職期間が長くなってしいまう、どんなに不満でも次の転職先を見つけられず現職で働き続けるしかないなどの理由から、後悔する方もいます。

インフラ業界にはどんな種類がある?種類を解説

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インフラ業界にはどのような事業の種類があるのかを解説します。いずれの分野も、私たちの生活には欠かせないものばかりです。

どの分野の知識が豊富か、どの分野に携わりたいかを考えながらチェックしてみましょう。

エネルギー業界

電力や石油、ガスなどのエネルギー資源をエネルギーに変換する工事を行う施設を作る仕事です。

インフラ業界のなかでも、現代の私たちの生活に欠かせない存在でもあります。

新しい施設を作るだけでなく、安全に安定してエネルギーを供給できるようにメンテナンスや改善などを行う作業も多いです。

交通業界

空港や道路のほか、鉄道、トンネル、橋など、交通設備を作る仕事です。大手企業が携わっており、安定して仕事があります。

日本はインフラが整っているため整備やメンテナンスの業務が多いため、今後海外進出を検討している方にもおすすめの業界です。

また、道路に関するインフラ事業は民間の事業が担当するだけでなく、国が事業に携わることも多いです。

生活業界

インターネットなどの通信や、テレビなどの電波、放送のほか、ごみ処理場や下水処理場など、生活に密に関わる工事を行います。

生活を快適にするためには欠かせないジャンルであり、とくに通信や放送は、スマホが普及するなかで急速に需要を高めています。

今後日本国内だけでなく、海外での活躍の機会もあるでしょう。

インフラ業界の年収やメリットを紹介!

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インフラ業界の年収やメリットを確認し、自分がインフラ業界で働くのに適しているか考えてみましょう。

インフラ業界の平均年収は715万円!

国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、インフラ業界の平均年収は715万円程度です。建築業界全体で見ても比較的高い金額です。

インフラに携わる企業は規模が大きいため、収入も高くなりやすい傾向にあります。

また、月収だけでなく賞与や各種手当も充実しており、福利厚生もしっかり整っている企業も多いです。

高い収入を目指したい方にとってインフラ業界は非常におすすめですが、上記の理由から働きにくいと感じる方も多いことも理解しておきましょう。

安定しており将来性も期待できる

インフラ事業に携わる大手企業は基盤がしっかりしており、安定した働き方ができます

年功序列は人によっては堅苦しく感じますが、長く働き続ければ収入がアップする、規模の大きな仕事を任せてもらえるという点は、安定志向の方にとっては大きなメリットです。

インフラ事業はメンテナンスが必ず必要で、今後景気や情勢の影響を受けて仕事がなくなる可能性も低いです。また、国内だけでなく途上国のインフラ整備をサポートする国内企業も増えており、今後世界中でニーズが高まっていくでしょう。

社会貢献している実感を持てる

インフラ工事は地図に残る仕事であり、多くの人々の生活を豊かにします。社会貢献している実感を持ちやすく、やりがいを感じながら働けるでしょう。

その分時間外労働など厳しい業務内容に耐える必要もありますが、人によってはそれでも働き続けたいと感じられます。

ものづくりに携わる仕事がしたい、大きな達成感を味わいながら働きたい方にとって、インフラ業界は非常におすすめの業界です。

インフラ業界への転職も検討しよう

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インフラ業界はやめとけと言われる理由を紹介しました。

インフラ業界は仕事内容が厳しい、日本の古い風潮が色濃く残っているなどの問題はあるものの、安定して高収入を得られる、やりがいが大きいなどのメリットも豊富です。

自分に合う働き方ができるかをよく考え、インフラ業界への転職も検討しましょう。

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