建築・建設業の求人をお探しの方は建築建設bizへ。詳しくはこちら!

施工管理の7つの業種の違いを解説!年収が高い業種はどれ?

この記事は約6分で読めます。

建築現場の安全やスケジュールなどを守る、施工管理。

一口に施工管理といっても、その業種はさまざまです。

本記事では、施工管理の業種別の仕事内容と、年収が高い業種を紹介します。

施工管理のスキルや経験を生かして転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

施工管理の7つの業種の仕事内容を解説

まず、施工管理の7つの業種の仕事内容を解説します。

建築現場で施工管理を行うにはそれぞれの業種に対する資格を取得している必要があります。

現在の業種とは別の業種への転職を検討しているのであれば、各資格の取得条件などを確認しておくことも大切です。

  • 土木施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士

それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

土木施工管理技士の仕事内容

土木施工管理技士は、土木工事の現場を管理する仕事です。

土木工事とは主に道路やトンネル、橋などを作ることで、大規模な工事であることが多いです。

工事現場を管理する施工管理としての仕事はもちろん、役所での手続きや近隣住民への説明、コミュニケーション能力なども求められます。

電気工事施工管理技士の仕事内容

電気工事施工管理技士は、主に電気設備に関する工事の現場を担当します。

照明や送電の工事、配線工事などを行うのが、電気工事です。

電気工事は今やすべての建物で欠かせない工事です。

そのため、電気工事施工管理技士の資格所持者はどの業界でも需要が高く、転職においてもアピールポイントになるでしょう。

その分資格取得の難易度は高いので、取得を目指すのであればしっかり期間を設けて勉強する必要があります。

建築施工管理技士の仕事内容

建築施工管理技士は、建築物の新築からリフォームまで手広く現場を管理する仕事です。

戸建てからマンションや商業施設まで、自分が所属する会社の規模によって対応する仕事の規模は異なります。

施工管理としての現場の仕事だけでなく、設計図の作成などを担当することもあります。

施工管理の資格のなかでもメジャーで手広い資格なので、まずはこの資格を取得しておきたい方も多いでしょう。

管工事施工管理技士の仕事内容

管工事施工管理技士の仕事は、空調やダクト、水道など配管の工事を行うときに現場を管理することです。

電気工事と同様、配管も建築物には欠かせません。

ただし大規模な工事は景気や季節に仕事量が左右されることが多く、収入、生活リズムが不規則になりやすいという注意点があります。

電気通信工事施工管理技士の仕事内容

電気通信工事施工管理技士は、施工管理の資格のなかでも新しい資格です。

2019年に施工された電気通信工事施工管理技士の仕事内容は、電気工事のなかでもインターネット、電話回線の工事を主にしています。

近年はインターネットや電話回線も必須となっており、これから電気通信工事施工管理技士の資格の需要もますます高まっていくことが予想されます。

現在電気工事施工管理技士として働いている方も、将来を見据えて電気通信工事施工管理技士の資格取得を目指すことがおすすめです。

造園施工管理技士の仕事内容

造園施工管理技士は、建築現場のなかでも造園工事を担当する仕事を行います。

公園や緑地などの工事を行い、新しく造園するだけでなく古くなった庭の改善などを行います。

専門的な知識とデザインセンスなどが必要で、職人気質の仕事ともいえます。

実務経験がなければ資格を取得できないので、未経験から造園関係に転職する場合は長く下積みをしなければならない点がデメリットです。

建設機械施工管理技士の仕事内容

建設機械施工管理技士は、建築に関する機械を使った工事を行う際に必要な資格です。

主に土木工事など、規模が大きい工事現場で建設機械施工管理技士の資格が求められることが多いです。

建設機械施工管理技士は機械の管理だけが仕事なので、今後建築業界で施工管理として幅広く活躍したいのであればほかの資格との組み合わせが必須です。

施工管理の中でも年収が高い業種は?

同じ施工管理の仕事でも、業種によって年収いは違いがあります。

せっかく施工管理として働くなら少しでも給料が高い業種を選びたい方は、以下の三つの業種にスポットを当ててみましょう。

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士の年収は、600万円程度です。

電気工事は今や必須の工事ではありますが、資格を取得している人が少ない、最新知識を持つ人が少ないことから、需要が高まっています。

担当する建築物も一般的な戸建てからマンション、商業施設、テーマパークと幅広く、規模の大きい現場を担当することになればより好待遇が期待できるでしょう。

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士の年収も、600万円程度です。

管工事の業務内容は幅広く、配管工事は建築物にとって欠かせない工事です。

そのため仕事がなくなることが考えにくく、常に需要があるため年収が高くなる傾向にあります。

ただし、建築物の規模が大きくなるにつれて配管工事も複雑になり、より専門的な知識が求められます。

建設機械施工管理技士

建設機械施工管理技士の年収は、610万円程度です。

建設機械施工管理技士は建築で使う機械を管理する資格なので、他の資格と組み合わせて現場で活躍している人が多いです。

そのため、年収も高くなりやすいです。

施工管理には多数の資格がありますが、建設機械施工管理技士はそのなかでももっとも古く歴史がある資格です。

そのため、まずはスキルをアピールするためにも知名度の高い建設機械施工管理技士の資格を取っておくといいでしょう。

施工管理が年収を上げる方法は?

施工管理として働くうえで、少しでも年収を上げたいと考える方は多いでしょう。

そんなときに何をすればいいのか、年収アップのポイントを解説します。

現職で経験を積む

まずは引き続き現職で経験を積むことを考えましょう。

建築業界は、学歴や若さではなくどのような建築物にどのような形で携わってきたかを重視する傾向があります。

また、年功序列の古い風潮が残っている企業も多く、勤続年数が長ければその分年収がアップする、役職手当がつくことも多いです。

現状で年収に特別に不満を抱いているわけではなく、職場の人間関係にも満足しているのであれば、現職で年収をアップする方法を取り入れましょう。

同業種に転職する

年収をすぐに上げたいのであれば、同業種で待遇のいい会社への転職が有効です。

建築業界は慢性的に人材不足に陥っており、好条件の求人も多数あります。

その分ライバルは多くなるため、以下に自己アピールができるか、どれだけ会社に役立つスキルや経験を持っているかをアピールできるかが大切です。

同業種であればアピールできるポイントも多く、しっかり面接官に刺さるアピールができるでしょう。

異業種に転職する

年収が高い傾向にある異業種に転職することで、年収アップを期待できます。

電気系、配管系の業種は年収が高い傾向にあり、転職市場も活発です。

ですが、造園から電気など、経験がない分野への転職はライバルに負けてしまう可能性も高いです。

最初は低めの年収からスタートし、徐々に年収を上げていくと考えて、長期的な視点で年収アップを目指しましょう。

自分が働きやすい業種を選ぼう

施工管理の種類や年収について解説しました。

施工管理は建築現場には欠かせない仕事ですが、業種によって仕事内容や年収は大きく変わります。

年収も大切ですが、今後長く働き続けるのであれば自分が働きやすい、楽しみながら働ける職場を選ぶことも大切です。

以下の記事では、施工管理が転職しやすいタイミングについて解説しています。

転職を検討している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

施工管理の転職のタイミングは?年4回の時期を徹底解説

タイトルとURLをコピーしました